オバマ「内閣」は連立政権か―マロナイト・カトリック教徒で共和党員のレイが「運輸大臣」予定
というのは冗談だが、オバマ閣僚に共和党員がいるのは本当。ビル・クリントンが大嫌いなレイモンド・ラフード(通称レイ、Raymond H. "Ray" LaHood)イリノイ州選出の下院議員だ。しかもこの政治家の息子なんかはマケインの選挙参謀だったんだもん。ともかく、大統領就任式の後の21日の公聴会を経て Secretary of Transportation になるのは確実だろう。要するに、適材適所で、大統領は誰を選んでもいいわけで共和党から呼んできても構わない。この人、元高校の先生だって。
なお、マロナイト・カトリック(Maronite Catholic)というのはシリア系のカトリック教会である。我々がしばしば、単にカトリックと言わず、ヴァチカンをローマ・カトリック(Roman Catholic)と言い慣わすのは、ヴァチカンのカトリック教会以外にもカトリック(カソリック)と自称する教会があるからである。なお、東方正教会もギリシア正教会のみならず、ロシア正教会、グルジア正教会などがあるし、正教会(オーソドックス)でない東方諸教会の中にもコプト教会、アルメニア教会、ヤコブ教会などがあり多彩である。まあ、それでもプロテスタントほどの多様性はないかもしれない。何しろ、牧師の数ほど教派があるのだからね(笑)。プロテスタント系Dr. Marks 派教会、ナンチャッテ。かなりカトリック・シンパみたいだよ。