Comments by Dr Marks

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Entries from 2008-03-01 to 1 month

今年は何でも近場

今年はまさかLAマラソンが我が家の前を通るとは思わなかったが、実に気楽に観戦と応援ができて、そして参加者にサービスもできてラッキーだった。また、学会が自分の関係する学校で行われるのも、実に気軽。教室番号や建物も熟知しているからおたおたしな…

ポトマックの桜が咲いた、東京も咲いたろう

薄桃色の桜は可憐月末からワシントンDCの桜祭りが始まる。今日あたりはかなり開花していると夕刻のABCニューズが伝えていた。DCの桜は東京と例年同じ頃に咲く。DCのほうが少し寒いはずなのに、咲く要因は温度だけではないのかもしれない。ソメイヨ…

山内得立の遺稿『随眠(ずいめん)の哲学』と西田・和辻・梅原に関する

覚書的コメント―竹田壽恵雄の彼らとの異質性について この囲みの中は、この記事を書いた翌日の追加であるが、いろいろな不思議がある。竹田先生は出所を明らかにするのに、山内はなぜ隠す(あるいは明らかにしようにも知らない)のか。 山内もアナロジーすな…

復活祭当日、ヴェンテューラ市(City of Ventura)にて

LAの自宅から北西へ片道60マイルのミッションの町ヴェンテューラに行く。いつもは3月31日の聖ブエナヴェンテューラ(St. Buenaventura)ミッションの誕生日(開基記念日)に行くのだが、今年はその日は母校で開かれる西部地区学会[1]に出るため復活祭当日…

 復活祭の前夜(Holy Saturday, Easter Eve Vigil)

プロテスタント教会がないがしろにしているキリスト教の伝統。軽やかな歌が流れ老いも若きも笑顔が満開の教会。11人の成人洗礼式が行われた町内のカトリック教会だ。豊かなヨルダン川の水(←誰が運んできたんだ?!)で洗礼を授けるざぶざぶという音が教会に…

ガラゴス(Geragos)はそれほど賢くない

簡単に。ガラゴスが三浦事件(ロス疑惑)を一事不再理で戦うというが、一事不再理を規定する合衆国憲法修正第5条は解釈と判例を抜きにしては語れない。基本的には同一公権(sovereignty)での禁止事項であり、カリフォルニア州規定の修正もそのことを明確に…

Happy Spring! とは何のこっちゃ

テレビニューズのアナウンサーもやたらと Happy Spring! そりゃーね。確かに、春はいいよ。オイラも春生まれだから嬉しい。というわけではなく、ほとんどの人は春の訪れにうきうきするだろう。それはいい。春分の日が過ぎてますます春らしくなる。桜の花も満…

編集者の役割についてのコメント

天漢日乗さんのブログで編集者がお叱りを受けていた。私もしょっちゅう編集者を叱咤激励(罵倒?)しているが、同じようなことを言う方がいるものだと思ってしまった。自分がフルタイムの編集者であったし、今もパートタイムの編集者であるからか、自分で編…

万朶(ばんだ)の桜か襟(えり)の色 花はバルボアに嵐吹く♪〜

(親切リンクを末尾に追加)+ 更に「解説」追加公園の直ぐ傍に住むガートルード婆さんに声を掛けて連れて行くつもりだったが、げほげほと咳をして風邪だと言う。仕方なく、「じゃ、今年は無理だな、来年まで生きていろよ!」と温かい励ましの憎まれ口を残し…

Los Angeles Times の記者(ブロッガー)日本からの「ロス疑惑」報道陣をからかう

LA タイムズに Veronique de Turenne という姉ちゃんがいて、ガラゴスに関する記事(ブログ)をよく書くが、今日は日本からの報道陣を馬鹿にした記事を書いていた。日本の報道陣は、ガラゴスの事務所の出入り口に詰めているのはもちろん、アルメニア人の母ち…

『羅府新報』の記者、「ロス疑惑」の「ロス」に物言い

ロスアンジェルスには100年ほどの伝統がある日系新聞(現在、半分英語)『羅府新報』がある。購読している日系の知人が一週間おきにくらいに古新聞を届けてくれるので、その一週間分を15分ほどで目を通すのが習慣だ。ほとんど特筆すべき記事はないし、古いの…

ガラゴスがそう言っているのか?Double Jeopardy だって?!馬鹿な!!!

Los Angeles Times 9日付けAP電としてガラゴスが三浦事件に関して一事不再理(double jeopardy の禁止)で戦うと言ったそうだ。もし、本当なら、ガラゴスは馬鹿だ。

地蔵菩薩と阿鼻地獄とReturn-Path(猫猫先生と犬好き嫌煙家の応酬に寄せて)

猫猫広報室ではないが、このところあまりあちこちのブログを読む暇もないので猫猫話題になるのは仕方がない。近く日本行きの予定も立てざるをえない状況などもあいまって、実際に忙しいというよりは気忙しさが厭わしい。しかし、一月前よりはましで、カント…

「篤姫」の四書と史書

猫猫先生も見ていたという「篤姫」の前の分のアメリカ版を見た。篤姫が「ししょ」と発音しているところの字幕が history となっていた。「四書」だと思っていたが本当に「史書」なのだろうか。『論語』『孟子』『大学』『中庸』の四書なら、The Four Books …

今朝の雑感的コメント三つ+一つ「地久節」の翌朝に&お詫びと訂正

お詫びと訂正:コメントを三つ書いたあと、一つ猫猫ブログの内容に関連して書いたが、誤解を生むし不適切だったので全文削除します。ただし、単純にエレイズすると小谷野先生のコメント(お叱り)などとの関連が損なわれるのでストライクスルーしてあります…

和辻哲郎の原始キリスト教の学び

私は、和辻哲郎のことはよく知らない。しかし、今日は何度か家から出かけたものの、ほとんど自宅で過ごしたので(大統領予備選挙の動向も気になったが)和辻哲郎や和辻哲郎文化賞のサイトを覗いてみた。私の専門は原始キリスト教である。だから、私が和辻哲…

「おなじみの物語」にある<おなじみとは言えない物語>について Afterthought

小谷野先生がコメントくださった「『バベルの謎』がたとえば梅原の『水底の歌』のように、間違っていても面白い、というならまだいいのですが、私[←小谷野先生]には面白くなかったです。全体あの本の結論は何なのでしょう。」を朝食をとりながら考えた。 や…

「おなじみの物語」にある<おなじみとは言えない物語>について

あーあ、やっぱりサービスしてるよ。コメントに対する私のレスも続けてしていますから見ていただければありがたい。(サービス、サービスと言って、要するに教師的習性だな。恩着せがましく言ってるが、自分が楽しんでるだけじゃないか。) 私もたまには怒る…