Entries from 2009-02-01 to 1 month
春休みは日本だけではない。アメリカにだってある。スプリングブレイクだ。イースター自体は毎年日付が変わるのだが、だいたいイースターの時期がアメリカの春休みだ。日本もそうだろうが、学生や学校関係者はわくわくするわけだ。その春に学会があるのも日…
やはりブログに支障を来たしだした(苦笑)。今日、行って来たよ。朝は朝星、夜は夜星になってしまった。講義が終わってすぐ帰れば、悠々5時前に帰宅できるはずだったのに、事務の係りに行ったら、しこたま書類を渡された。中に、法務省の人物確認まであっ…
下手をすると6月の初めまで私は休みなしの日々だ。研究にもブログにも(笑)支障が出そうだ。なにしろ週末は週末で忙しい稼業なのだから、貧乏暇なしで働かなければならない。もちろん、時間講師の仕事は「やって、なんぼ」だから、その分、生活の足しには…
夜7時から出掛ける予定だったが大統領演説が終わらないので遅れる旨電話してから出掛け、今戻ったところだ。なにやら気忙しい。朝から何通のEメールを書いたかわからないくらいだ。それでも夕食をしながら演説を聞いたが、正直なところ「演説」はもう鼻につ…
新約聖書パピルス紙古代写本の記号と番号についてP45 というのはワルサーP45というピストルの名前ではないという寒い冗談はすでに書いた。本当は新約聖書の現存古写本の分類番号である。この場合、P は「記号(siglum)」といい、45をその記号で分類されるも…
風邪で具合が悪い間にテレビの前に座っていた。我が家には貧しいためにディジタルテレビなどはなく、政府から40ドルの補助クーポンを2枚もらい、古い2台のテレビに60ドルのコンヴァーターなるものを2台買って、昨年の秋から取り付けている。2台分で出費…
更新が遅れていると心配する方もいるかもしれないので(誰もいないか)、また埋め草を一つ。このサイトは聖書学関連のブログで毎月人気のあったブログを発表している。このサイトそのものは英語だが、ランキングの対象となるブログは英語とは限らない。しか…
のっけから、汚い話で申し訳ない。鼻水といえば、カズオ・イシグロの小説 Remains of the Day を映画化(1993年)したものを観たことがあるが、執事の父親が鼻水垂らして給仕していて、この息子である執事がそっとハンカチを出すシーンがあったな。それにし…
コメントがあったので関連でお笑いを一席。日本の官僚的大学の組織とイギリスやアメリカの大学の組織はかなり違う。極端な例でいうとイギリスのオックスフォードやカリフォルニアのクレアモントなどはユニヴァースィティの中でカレッジがそれぞれ独立してい…
猫猫ブログの「方法と方法論」というところの(因みに、小谷野先生おっしゃるとおりで、method は実際のやり方や道筋であり methodology とはそれに関する議論や態度のこと)二段目に、加賀乙彦のような「優等生」が、いかに幼年時代であったとしても天皇を…
パピルス紙を広げて書く老人(当時を顧みる余談として)[改訂増補] その老人は椅子に腰を下ろしていた。両足を交差させて座りながら、真新しいパピルス紙の上に何事か書き始めた。彼は、弟子たちと一日付き合っていたため、疲れている。しかし、しばしの間、…
なんだか埋め草的記事だな(苦笑)。ジーザス・セミナーについてはしばしば名前を出したし、既に日本でも知られている「変てこ集団」だが、エノク・セミナーについてはまだごく一部の人しか知らないのではないかと思う。しかし、こういう場合、同じ聖書学者…
数年前にカテリーナ修道院(現エジプト)のイコンがL.A.のゲッティー美術館に来たときに「これは逃すまいぞ」と観に行った。(本家に書いたかな。)最近、知人の女医さんが元パイロットの旦那さんと(と聞いただけで金持ちとわかるな)、羨ましくもエジプ…
ふと数日振りに小谷野敦先生のブログを見たら、宮崎純医師のブログの紹介があった。羽入辰郎という人の本の書評だが出てくる人名は小谷野先生を含め東大内部の人間が絡んだ全共闘から学問論へということだが、登場人物の誰をもわたしゃ知らんわ(笑)。もっ…
先週のL.A.タイムズ(Los Angeles Times)に「行き場のない老移民者(No Country for Old Immigrants)」という記事があり、メッカに向かって祈る老夫妻の姿が印象的だった。彼らは3年前にアメリカにいる娘を頼って移民手続きをしてパキスタンから入国し…
そろそろコメントも下火だと思っていたら、何かトラックバックの裏口で私の名前が出ていた。そのトラックバックのブログ主とそのブクマさんが会話しているのだ。私の前日の記事「生き抜く尊厳」は「終油(extreme unction)」と直接の関係はないのだが、確か…
ラテン語のヴィアーティクム(viaticum)を辞書で引くと「旅路の糧」だが、糧は食べ物とは限らない。むしろ路銀のことである。旅行代のことだ。仏教や古代ギリシアの来世観では三途の川やアケロン川(Acheron)の渡し賃であるが、キリスト教には関係がない。…
チェスター・ベアティ聖書パピルス写本(Chester Beatty Biblical Papyri)の出自(改訂増補)この写本発見のニューズは1931年の『タイムズ』紙上で流れたと書いたが、チェスター・ベアティ氏が入手したこのエジプト到来の12の古写本の一群を Chester Beatty …
カトリックの現行のカテキズム2299番(CCC2299)によると、「尊厳と平和のうちに死ぬように助けなさい」とは書いていない。「尊厳と平和のうちに最後の時を生きるように助けなさい」と書いてある。ねっ。
一昨日、ロスアンジェルス恒例のカーチェイス(犯人の車をパトカーが何台も追いかけること)があった。普通、カーチェイスはハイスピード・カーチェイスなのにこの場合はロースピード・カーチェイスであることと車が白のベントリーだったことがめずらしかっ…
カトリックの倫理神学(=プロテスタントのキリスト教倫理学)だかなんだか知らないが、そんな馬鹿者の話は間真に受けてはならない。ヒューマニズム(人間主義)の悪しき例だ。高慢だ。命は自分でどうにかできるものではない。俗世の医師でさえそう言う。命…
しかし、彼よりは要領よく、このように未完成ながらも書き込んでおけば後で直せるさ。そうか、昨年夏から休みなしか。それならFinalventさん以上だな。というか異状かもしれないけど。私は一度やりだすと止まらない。10年以上、雨が降ろうが槍が降ろうがミサ…
↑やった! これです。takk2411さん、トドさん、ありがとうございます。P45でも通用しないことはないのですが、なんとなくピストルの口径みたいなので…。以前のフォント問題のときのように皆様にお伺いをして、文字の上付き(superscript)問題が解決しました…
チェスター・ベアティ聖書写本の古さの意義この写本の存在が公にされたのは1931年11月9日付けの『タイムズ(The Times)』紙上だったとケニョン博士は書いている。当日の記事がどのようなものであったか、私は確認していないが、多分、その古さが話題のなっ…
私のブログの過去記事など知らない人たちからのコメントでは、さんざんいろいろ言われたが、多分、そのような人たちにも役に立ちそうな人として二人の名を今日は挙げておこう。門脇師とオコリンズ師だ。ほんとにどういう因果か知らないが、私がたびたび名を…
プロテスタントもたんとカテキズムは作った。(だいたいだね、新教系の本では旧教の『公教要理』は新教のまねなどと書いているが正しくない。)新教の立役者、ルッターさんのもあるが、これはイギリスのピューリタン+改革派のもので『ウェストミンスター教…
グッドエイカー先生のブログにもたびたび登場するが、N.T. Wrong という者のブログが話題になっている。もちろん、オックスフォードでも教えていた 英国国教会のキャノンであるN.T. Wright僧正様の名前をもじったものだ。NはニコラスでTはトマスなので愛称「…
(1)Adorable Women of the Bible 、(2) The Chester Beatty Biblical Papyri 、(3)Vermes, The Resurrection の3種です。(未完の小説や哲学関係とか聖書学関係とか猫猫ウォッチャー関係とか美術館訪問とかもカテゴリー分けすべきなんですが、もう…
ずっと、ブログを休んでいない。昨年の夏からだ。Finalventさんに習って忙しい週末は休みたいのだが、また書く。ブクマにコメントがあるんだ。Finalventさんじゃないが、ブクマにコメントするより直接コメントしてくれたほうがこちらも見逃さないのでいいの…
チェスター・ベアティ聖書パピルス写本および本書との私的出会いについて以下の内容は、主として、1933年にロンドンで出版された The Chester Beatty Biblical Papyri:Descriptions and Texts of Twelve Manuscripts on Papyrus of the Greek Bible (チェ…