Comments by Dr Marks

出典を「Comments by Dr Marks」と表示する限り自由に引用できます

Entries from 2008-04-01 to 1 month

クリントンのビールを笑うオバマが嫌われるわけとは+おまけ+おまけのおまけ

家に5月5日号のニューズウィークが届いていた。表紙は、右側においしそうなビールのジョッキ、左側にサラダに使われるアルーグラ(arugura)の緑の葉っぱだ。言わずと知れた右がクリントンで左がオバマの好み(あるいは好みに見せかけたパフォーマンス)。…

水増し合格の University of California

UC バークリーとかUCLAの属するUC全体で今年は6万人以上を合格させたそうだ。実際の定員よりは多く、またスコアも今年は低いそうだ。有力私大などとの併願が多くなり、UCの中でも気に入らない大学の合格なら辞退するからだ。(辞退率が全米でも低い大学…

反時代的考察―戦争と死刑に関するショートコメント

「大学教師や知識人、マスメディアの世界」の論調に抗うことが反時代と猫猫先生が書いていたが、その通り。Katz and Lazarsfeld のオピニオンリ−ダー(opinion leadership)論であれ二段階情報流通(2-step flow )理論であれ、「大学教師や知識人、マスメデ…

ガラゴスって本当にやり手の弁護士か?―アルメニア人虐殺の日に

依頼人の三浦に会いもしないガラゴス君は、一事不再理、一事不再理、と叫んでいる。しかし、日米、正確には日本とカリフォルニア州の司法の間には、それぞれの sovereignty(司法権)があるのだから、カリフォルニはカリフォルニアで審理するので、日本では…

Change? Sick and Tired of It!

オバマの「チェインジ」って何さ。チェインジ、チェインジと言うだけで、チェインジの中身がない。ひょっとして、「小銭くれ, Give me change」って意味かな。塵も積もれば山となる。ヒラリーの何倍も金が集まってるらしいからな。調子のよい常套句(manneri…

殉教者製造工場の町、リビアのダーナー(Darnah)

日本語版のニューズウィーク誌ではどうなっているのわからないが、こちらの最新版(Newsweek, April 28, 2008)にショッキングな記事が載っていた。実はカダフィーでさえ知らなかったことであり、この町に実際にそのような組織があるわけでもないようだ。昨…

快刀乱麻、我が家のグラディアートル(剣闘士)

いつものことだが、我が家の前にある歩道のパームに実が生りだしたので月に2回来てくれる庭師に切り落としてもらう。パームの実といっても、あの食べられるナツメヤシの実ではない。やしの木にはいろいろな種別があり、我が家の前のパームは真っ直ぐに天を…

インディアナとノースカロライナはペンシルヴァニアと同じ=ヒラリーの勝ち、オバマの負け

おばさんが予想通り二桁差で勝った。讀賣、朝日、毎日の速報をネットで見たが、5月6日のインディアナとノースカロライナに言及していたのは毎日だけ。他は、ヒラリーがひとまず生き残ったとのコメントだけだ。ただ、毎日の見方では、インディアナは互角で…

ペテロの魚とモーセの魚―過越しの祭りに

細君と日曜の大学図書館へ。キャンパスも図書館もがらんとしていて静か。また、今日は、4月中によくあることだが、非常に寒い日で、空気が冴え渡り気分がすっきりする。メルニックが竹田先生を引用しているかと思ったが、引用はしていない。しかし、借りて…

米国カトリック司教協議会を覗く―聖職者不足対策へのベネ16の答をめぐって

今日はあちこち飛び回る日。ガートルード婆さんのところにもついでに寄った。中年独身男である末の息子のマイケルが週に一度様子を見に来るだけなので、「おい、まだ生きてるか」と顔を見せてやる。お陰でもう一箇所の欲張った予定分はキャンセル。さて、婆…

Freedom is ever new—God bless America! + Mrs. Marks's Comments + 追加+

{泉信也 vs. 中国の青い集団} 教皇ベネディクト16世(日本での愛称「ベネ16法王」俗名「ヨーゼフ・アロイス・ラッツィンガー博士」)がたまたま81歳の誕生日をホワイトハウスで迎えた。アメリカ史上最大の礼をもって私たちの息子(ジョージ・W・ブッシュ大統…

三流大学の大学院についてのコメント

小谷野先生がまた刺激的な言葉を使って書いていた。(その前日の歌も新婚家庭を垣間見た気がして面白かった。)刺激的な言葉「三流大学の大学院」ではあるが、大学院など(とくに文系)いい加減に増やすな、という提言は至極もっともと考える。人口の減った…

 「子衿」の書き下し文―リクエストに応えて+イカフライ

先月(3月の14日)の記事で『詩経』からの詩「子衿」を紹介したが、その後、読者から書き下し文でどう読めばよいのかとの便りをいただいた。そういえば英訳詩で意味は伝えたし、種々の情報を伝えながら、書き下し文を付けていなかった。確かに、日本の漢籍…

猫猫を読んでの独り言(疲れ直しに)+ 追加

何だかまた忙しくなって、いろいろな不義理もできてきたが、こんなときこそ一服に猫猫ブログ。開いてみたら、独り言が言いたくなった。ともかく、猫猫先生のお陰で新しい日本の人の名前を次々に目にするわけだが、猫猫先生の限られた関心だけではなく、とい…

学会発表のための審査は必要か?

日本の英文学会の会長である大橋先生が大学院生の学会発表と学会発表の審査(正確に言えば予審)について書いていた。学会発表というと大学院生が多い。今回もそうだった。だから、学会発表などはそういうものと思っているから、年寄りの学者が発表している…

Dr. Marks ユダヤ教に改宗?

キッパ(ヤマカともいう主にユダヤ教徒が被る男性用ヘッドカヴァー)を被り庭のレモンの樹の下に立つ Dr. Marks。おっ、今日は珍しく頭の Kippaを見せるためか真横からの写真だ。そして、お腹…。赤いキッパは還暦のお祝い。えっ、Dr. Marks は六十のお爺さん…