Comments by Dr Marks

出典を「Comments by Dr Marks」と表示する限り自由に引用できます

ガラゴスって本当にやり手の弁護士か?―アルメニア人虐殺の日に

依頼人の三浦に会いもしないガラゴス君は、一事不再理一事不再理、と叫んでいる。しかし、日米、正確には日本とカリフォルニア州の司法の間には、それぞれの sovereignty(司法権)があるのだから、カリフォルニはカリフォルニアで審理するので、日本では無罪というガラゴスの話は通らない。

万が一、カリフォルニアの不備だった旧法を適用するにしても、フーン・チュン検事が言うように、一事不再理の原則は起訴そのものを禁じているのではなく、起訴が一事不再理に当たるかどうかは審理の過程で明らかになるべきこと。三浦は、そのためにも連れてこなければならない。だいたい、起訴要件もなにも日本でのケースとは異なるのだから、同じではない。

アルメニア国旗 →    ← 何となく色合いが似ているのでチベットをおまけ


偶々なのだが、今日はガラゴス君も属するアルメニア人がトルコに虐殺された日(1915年4月24日)だ。アルメニア人は幸いにして国そのものは残っているものの、ロシア、フランス、アメリカ、イランなど世界中に散らばっている人口のほうが、本国にいる人よりも多い民族だ。その意味ではユダヤ人に似ている。LAでは、とくにグレンデール地区では、今年もアルメニアの国旗を差して走る車をたくさん見かけた。幸いにして彼らは、トルコ人に危害を加えたりはしない。少なくともこのLAでは。

?????井上はねこって何者????? 前に記事に引っ付いているからまたクリックしてしまったが、やはり不思議だ。この人、裁判で負けたのに「裁判所命令には従っていない」って<はてな>に書いてあった。そんなことが許されるの? 日本は法治国家じゃないの? 陪審員が無断で休んだだけで制服がお迎え(逮捕)に来るのがアメリカなのに。