Comments by Dr Marks

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Entries from 2009-01-01 to 1 month

ペル ディスインフェッターレ! 殺菌消毒のためじゃ! ユダやんは、ばい菌だろ? だって(新たな時の人)

「神殺しの民」の消毒じゃ、消毒じゃイタリア語で「ナチどもは殺菌消毒のため(per disinfettare)ガス出して差し上げた」んだってさ。だから、ばい菌なら死ぬが人間は死なないんだとおっしゃる。このアフォー、ユダヤ人はばい菌か!この新たな時の人は、フ…

誤りがないこと(無謬)が正しいことではない(たまには本業に戻って一言)

ウィリアムスン猊下(げいか)が真実、真実(truth)、と連呼するので真実で思い出した。先日、日本ではアーマンとも言われるイーアマン(Bart D. Ehrman)が書いた Misquoting Jesus(和訳『捏造された聖書』←トンデモ迷訳というか、やはり名訳かな)に対抗…

ロスアンジェルスの八つ子

ありゃどうも医師団がおかしいぜ。子供たちの祖父が記者団に取り囲まれていたが、可愛そうだ。この爺さんの受け答えは立派だった。6人も子供がいるのに卵を8っつも入れるかよ。(エンブリオ売るつもりじゃなかったの、などと言うのもいるが、それはないだ…

ハングル、Hangul、한글じゃ

たぶん、Mark Waterman は맕 웓만でいいんだよね。日本語のカタカナ書きをそのままハングルに写すと長くなるが、音節ごとに一つの字になりうるから、markで1音節、wat[er](wort)で1音節、manで1音節だから3文字でいい。ただし、英語の綴り通りにwarterで…

ナチのガス室など夢じゃ夢じゃ―破門? 破門も夢じゃ夢じゃ

夢じゃ夢じゃフランスの伝統主義者である故マルセル・ルフェブル(Marcel Lefebvre)大司教によってヴァチカンの意に反して叙階された4人の聖職者が今話題になっている。ルフェブル師は第二ヴァチカン公会議の決定事項に強硬に反対していた保守主義者の集団…

Little-w さん、ブクマコメントありがとう。その通りだよ、Pierre Teilhard de Chardin もSJだけど

好き勝手なことができた幸せな人だね、多分。しかし、SJ(イエズス会)だからマシア師やテヤール師ということでもない。SJというのは大きな集団だからいろいろいるわけだ。それにテヤール・ド・シャルダンもあの時代(1881−1955)の人であるし、マシア師はそ…

エリオット先生の言うことにゃ、「グリンリー爺さんよ、ご同輩よ、あのイーアマンでさえ、あんたの耄碌よりましだよ」だって

今日、Eメールに RBL(Review of Biblical Literature) の電子版が入っていた。英国の J. K. Elliott 先生が J. Harold Greenlee 先生の新刊(といっても増補版) The Text of the New Testament: From Manuscript to Modern Edition (Peabody, Mass.: Hendri…

「教育というのは、生徒・学生のレベルを見て初めて方針を立てられるはずのものですので」(by Dr. Tonn)

標題の言葉は Dr. Tonn(敦=とん先生こと、猫猫先生=小谷野敦博士)のもの。開講予定の塾案内での言葉だ。アメリカの大学などでは認定校(州政府などの認定というのは営業許可であって、質的認定は大学同士の相互認定 accreditation のこと、政府の認定を…

昨日は東(往復250マイル)今日は西(往復30マイル)、東奔西走して遊んでいます―その間のコメントにレス13本、写真3本

しかし、お仕事でお忙しい読者にはコメントまで読むのは大変かもしれませんが、24時間の間に有益な情報に富む多数のコメントが寄せられましたのでどうぞご覧ください。その中でもレスを差し上げたほうがいいものについては、東奔西走して遊んでいる合間に13…

Finalvent さんのところで「賢いロバ」なんて書いちゃったけど、あれは

La Comtesse de Ségur(セギュール伯爵夫人)の La Mémoires d'un Âne(『あるロバの自叙伝』とでも訳すか)という作品に出てくる主人公 Cadichon(カディション)君で、自称 âne savant(賢いロバ)のことだ。英語的な感覚だと「賢い馬鹿(ass)」になって…

ちょっと師匠の著作の一部でも紹介しておくか、懐疑論の歴史やチュービンゲン学派、更に奇跡の問題などに限定する―英語の本しかないけど

ああ、今思い出したが、彼の本の中国語訳はあるね。それから、彼の仕事でもっとも有名なのは4分冊とCD版で出ている The New International Dictionary of New Testament Theology(略称 NIDNTT)の編集委員長ということかな。私の何人かの師匠の中でも一番…

権威はどこからくるか? イーアマン曰く、専門の教育を受けているかどうかだって

曇天のウォーターマン通り。昔、我が宗家の領地だった所。サンバナディーノ国際空港の近くだ。我が家から60マイル(100 km)くらい東の地。パームスプリングズからの帰り道で、Waterman Avenue の標識を携帯のカメラでおさめようとしたが遠すぎて失敗。文字…

権威はどこから来るか? マルクス博士曰く

人間から来るなどと愚かな考えは持たないほうがいい。「人間的」なことこそ危ういものだという自覚が大切だ。

Comments by Dr Marks の本領(このブログ設立の理由あるいは精神)

このブログは、プロファイルをみてもらえれば、あるいは2006年9月の(設立当時の)記事を見てもらえればわかるが、コメントできないブログあるいはコメントにレスしないブログ主を茶化すために設立した。「茶化す」というのは自分としては悪意を含まないつ…

どのような学問分野も研究レベルと実務レベルとでは異なるものだ

医学あるいは医科学といっても医師になるための医学と医科学研究の医学専門分野は異なる。神学も各国の事情や教団の事情はあるが、世界的にも一つの典型になっているアメリカの教育事情で説明すれば、聖職実務者になる教育は神学大学院でM.Div.というプログ…

世襲制の牧師って何だ? クソだ!

カトリックの優れたものの一つが、聖職者は子孫に教会を残さないことだ。ところがプロテスタント教会の場合は、子息に自分の教会を継がせる馬鹿が多い。そんな馬鹿な親だから、子供も当然馬鹿で、教会員から金を募って留学させるが、聖書学や教義の神学には…

 祝猫猫先生の塾開設! 塾長は小谷野敦(こやの・とん)

小谷野敦(本名は、こやの・あつし)先生が私塾を開設した。田川建三先生も私塾で聖書や語学を教えている。どちらも偉い。私も真似したい。しかし、この手の塾の最大の問題は会場だ。受講者の規模に合わせてどれだけ安い場所を借りられるかだ。只で貸してく…

フェアな研究者の鑑、ゲルト・タイセン―マルコ伝成立は70年以前か以後か

トドさんが言っていたタイセンの『新約聖書』(ドイツ語版)をソファーに寝転んだときに開いてマルコ伝の部分をふと見た(6-1、S64)。この本はとても小さな本で可愛い装丁が好きだ。そういえば日本に捨ててきた(置いてきた)『わが青春のマリアンヌ』ド…

マシアは(←もう呼び捨て)はもっとマシかと思ったけど、耄碌か?

寝る前に彼のブログをみたら訳のわからないレスを書いていた。復活に関しては今後も詳論するそうだが、期待はできそうもない。彼への興味もなくなった。この爺さん自身が子供的に「奇跡(奇蹟)」を見ているような気がした。奇跡ではなく、本職らしく、あれ…

マシア師関連記事を今後は書きません(お知らせ)

明日、日曜朝は早朝からパームスプリングズ行、レスが遅れます。(PCはいつも一緒ですが。) 私のPCが使用できない(接続できない)ので現地の白リンゴを借りている。画面が美しい。今、持ち主に内緒で日本語入力をショートカットに入れた。後で彼はこれ何だ…

ミサヲタテル。操(みさお)を立てる、じゃないよ。Dr. Marks の操は堅いけど。

ちゃんと観てくださいね。杯(chalice)も布巾(purificatorium)も出てきますよ。なぜか、風呂桶も出ますけど。 先日、「ミサを主宰」すると書いた。To celebrate Mass の直訳だ。共宰なら concelebrate かな。ところがだ、日本語では(とくにカトリックで…

神学から始まるか、諸学から神学に至るか―履歴の違い(Dr. Marks の偽履歴書)

初めに神学から入ると、神学や聖書学など早々に終わってしまったように感じる人は多い。他の機会に書いたことがあるが、日本から神学校(神学大学院のこと)に入学してくる者の(今は違うのかもしれないが)多くは牧師の子息だったりしたものだ。そうでなく…

復活は「死ぬことがありえない神のいのちのうちに」とは

ある日本在住の神父様のブログにあった文言だ。(上の引用をぐぐればすぐ出る。)この神父様は日本語が母語ではないのによくやっていらっしゃると尊敬している。この神父様のブログのことは、私のこのブログを訪問される方から別の神学上の(正確には聖書学…

トラックバック公開遅延のお詫び

トラックバックをしてくれと頼まれたのですることにしたのに全然ないなと思っていたら、承認制にしていたことをすっかり忘れていた。トラックバックの中にはちょっとまずいかなと思うものも今後あるだろうが、コメントと同じく原則何でも受け入れる。ただし…

とうとうエックハルトを想起させてしまったマシア神父様

私の後にお二人からコメントの追加。二人目の方がエックハルトを持ち出した。これはローマ教会では異端ですよ。マシア先生、日本語で書きにくかったら英語でもイタリア語スペイン語でも書きやすい言葉で一応返事したらどうでしょう。どうせ手作りのブログな…

Dr. Marks の英文学講義(嘘だよ、オバマ大統領就任式での祝祷についてのコメント)〔米時間20日夜記述〕

だいたい私が英文学の講義などできるわけがない。今回、オバマ大統領の就任式でジョセフ・ローリー師が祝祷(しゅくとう)をしたが、終わりは次のような冗談になっていて、祝祷(お祈りの一種)なのに不届きにも大観衆が大笑いしたものだ。祝祷のことなら、…

『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』とは

ずいぶんと上手く付けた本のタイトルだね。いや、本当だよ。この町山智浩という著者はカリフォルニアでも超リベラルというかキチガイな地域であるサンフランシスコ・オークランド地域に住んでいるらしい。しかし、本人は特別そういう人ということでもなさそ…

忙しいのに宣誓式のやり直し!?!

21日分のコメントに追加しておいたが、大統領宣誓式をやり直したそうだ。今(21日夜)、ABCテレビのNightlineという番組で知った。ホワイトハウスの馬鹿役人が(オバマ大統領のことではない)ロバーツ最高裁長官を呼び出してやり直させたそうだ。確かに、先…

ホワイト・ハウスの主人公が代わったので一応(http://www.whitehouse.gov/)

やはり国家元首の交代劇としては(オバマの今回に限らず)世界でも稀なるものと思う、いろいろな意味で。まず、気づくだろうが、近代国家としてはめずらしく「神」が主役である。初めから終わりまで神、神、神なのだ。そうして、全能の神の下では、国家元首…

オバマ大統領は結婚式に際して誓いの言葉を、牧師に続いて繰り返せないタイプの人か

副大統領のバイデンは淀みなく宣誓の言葉を判事に続いて繰り返したのに、オバマは途中で忘れてロバーツ最高裁長官にもう一度言ってもらっちゃった。(本人苦笑してた。)結婚式でも牧師が一区切りずつ言ってあげるのに繰り返せないのがいるんだよ、たまに。…