Comments by Dr Marks

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Dr. Marks の英文学講義(嘘だよ、オバマ大統領就任式での祝祷についてのコメント)〔米時間20日夜記述〕

だいたい私が英文学の講義などできるわけがない。今回、オバマ大統領の就任式でジョセフ・ローリー師が祝祷(しゅくとう)をしたが、終わりは次のような冗談になっていて、祝祷(お祈りの一種)なのに不届きにも大観衆が大笑いしたものだ。祝祷のことなら、この偽牧師が解説してもよかろうということだが、日本語訳は読者の便宜のためのとりあずのものだから、もっといい訳があったら勝手にやってください。本文は下記のとおり。

We ask you to help us work for that day when black will not be asked to get back, when brown can stick around, when yellow will be mellow, when the red man can get ahead, man, when white will embrace what is right.*1

神よ、私たちが来るべき日のために働くことができますように助けてください。
黒色が(奴隷の)昔に戻れと言われなくなる日のために、*2
茶色(褐色)が(自由に)うろつける日のために、
黄色が熟す日のために、*3
赤色の人が前に出られる日のために、*4
白色が正しいことを受け入れる日のために。*5

もちろん、色は人種の色。動画をおまけで付けるから全部聞いてね。終わりに上の名(迷)文句が出てきます。彼は現在87歳だそうだ。

*1:聞き取りの一部に関して異論があるが、多数派の聞き取りに従った。意味だけでなく、韻という面からはこれでいいと思う。

*2:Black とget backが韻を踏む。

*3:Yellowとmellow が韻。

*4:Red man と ahead, man が韻だが、最後の man は黒人がよく言う間投詞であるから伸ばして「マーン」と発音すること。

*5:White と what is right が韻。