Comments by Dr Marks

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Entries from 2008-01-01 to 1 month

コーヒーブレイクのコメント一つ:ヘッセとシュヴァイツァーの明治39年(1906年)

小説を書くほど時間は取りたくないし、ブログも見ないが、猫猫先生のブログと日常会っている人(すなわちLAの人)のブログは幾つか今覗いた。まさに、一休みのコーヒーを飲みながらである。昨日は学校が新しいEメールシステムになり、自宅の Outlook から…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その15)

いつもいつも小説本文より解説のほうが長いというのもおかしなものだ。しばらくは時間がなくて書けないので今日は本家にも面白い大統領予備選挙の YouTube を載せ、小説もがんばって少し長めに書いてしまった。2月初めまで忙しい。(それからも忙しいのは同…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その14)

このところ小説を書く暇がない。暇がないというと何も進まないので、適当なインターバルで書き続ける。コメントをくださった方々にも失礼してしまった。ブログも余り読まない。読めない。しかし、先日、マーク・グッドエイカー先生が例のタルピオットの出鱈…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その13)

ポトマック河畔に桜が咲くのはしばらく先のことである(1912年以降)。ワシントンの桜は、東京と同じ頃に咲くのが何ともよい。4月の暑かったり寒かったりするのも東京とそっくりだ。弘前に住んだことがあるが、5月の連休にならないと桜は咲かない。一昨年…

Dr. Marks のまだ題のない小説(Interlude)第3訂版

この物語はフィクションである。だから、誰かさんたちのように想像を逞しくして歴史を語り、悦に入る趣味はここにはない。そもそも私は歴史家であり聖書神学者なのであって、小説家ではない。学者は学者らしく、たかが「小」説を書くに当たって、史実である…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その12)

私はもちろん岡本理学士のモデル(岡田武松)に会ってはいない。しかし、意図したわけではなく最後の気象台長にして最初の気象庁長官和達清夫には会っている。何度か偶然古書店で一緒になっただけだが、そのとき私は岡田武松のことは意識になく、詳しく聞け…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その11)

執筆を休む、とか言っちゃって。「執筆」だぜ。大笑い。やはり、書きなぐりは書きなぐりだな。どうも変なところがある、と思っていたら、また書きたくなった。明日はもうどうでもいいや。ああ、罰当たりだ〜。しかし、これは、まぁ学園もんだな。しょうがな…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その10)

今回の連載で、海城中学はまだ出てこない。やきもちさせてもいけないので言うと、アンが当時は麹町区にあった海城中学校で英語を教える話がいずれ始まる。また、今回はサービスで、この小説の主人公のモデルの写真を公開する。多分だが、1898−1899年の撮影で…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その10)-- 予告編

いやはや、暴露されてしまった。些細な暴露ではあるが、今回の挿話の前に暴露されてしまったことが、ワタクシ的には一大事。連載が、先回りされてネタばれではお終いだ。嗚呼、暴露王こと、猫猫先生。 歴史とは何か? 南都さんへのレスにもなりますが、追加…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その9)

Jun-jun 先生、Nanto さん、コメントありがとうございます。やるべきこともやらず、今日はとうとう小説を書くために図書館資料を初めて漁ることになってしまった。前に述べたように、私は1900年前後の日米事情についてはかなり詳しく、ほとんど年号や人名を…

村上陽一郎先生の「ごまめのはぎしり(2008.1.8)」についてのショート・コメント

小谷野先生が村上陽一郎の名を出していたので思い出した。(村上先生以外の若い人の名前はわからん。)実は、昔このブログで東大生と東大教授について書いた記事に、先日になって突然「はてなの得点」を贈ってくださった方があり、連想で思い出してしまった…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その8)

何だ。日付が先に行き過ぎるから(ここLAはまだ9日なんだ)、少し休むなんて嘘じゃないか。しかも、まだ題はないままだし。あーあ、また登場人物を増やしてしまったよ。じゃんじゃん、ストーリーは膨らむしどうなっちゃうの。結末なんか自分でもわからない…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その7)

お前は仕事もせんで何をしちょるかと言われそうだが、書きたくなるから仕方がない。何とかこの遊び(←ブログ小説書き)から逃れないと後で仕事が溜まって泣きをみる。これは小学校からの悪い癖だ。熱中すると止まらなくて‥‥、熱中なんて嘘で何かから逃げてい…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その6)

All actual historical characters, if you think so, are set in fictitious situations by the author’s imagination. Please do not confuse fictitious characters with real persons.ちょっと今日はセンチな気分だが、逆に、この習作を続けて書いてそん…

猫猫先生の「ブログ小説家」というブログ記事について

猫猫先生のブログ小説について述べるのではない。それは恐れ多い。「ブログ小説家」という記事について紹介しているだけである。というより、ここに来る人はもう読んでいるのでしょうから、紹介も何もないのではありますが。しかし、あの小説のブログ掲載へ…

学者としては偽者だが、床屋談義的評論家としてはときどき優れているウチダ君

今朝、出掛けにコーヒーをすすりながら、なにげに(←ほら現代日本語を知ってるだろう、これもブログのお陰)もうコメントはしないことにした内田君を覗くと、「ダイナマイトなイノベーター」という記事があった。おおむね合っている。流石ではあるが、オバマ…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その5)

All actual historical characters, if you think so, are set in fictitious situations by the author’s imagination. Please do not confuse fictitious characters with real persons. まず、お詫びを。そうですね、赤川次郎という「実名作家」は団塊の…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その4)

ふん、会話のない小説は読みにくいってか。そうかもしれん。日本にいた頃の若者も、赤川次郎みたいなカスカスの小説が、「読みやすいわー」とか言っていたものだ。(あれっ、だいたいあれは小説じゃないか。)しかし、古来、物語とはそういうものではない。…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その3)

ふう。忙しいのによく書くよ。とりあえず、また1回分やっつけた。後は明日の晩(西海岸時間)だが、どうなることやら。今回は、随分と歴史上の人物や事件・事情が登場したが、考えてみれば、大説や学術論文でもない、たかが「小」説なのになんで細部を歴史…

Dr. Marks のまだ題のない小説(その2)

[Warning: May Contain Offensive Feline Material] なんだかんだ言って、今日出歩いているうちに二三回分の構想はできてしまった。しかし、歴史的なことは些細なことでも調べなければならず、本職の研究と似た面があることに気づいた。改めて言うが、小説な…

Dr. Marks が小説を書く(Warning: May Contain Offensive Feline Material)

小谷野先生のブログは変で、後付で記事がある。『猫猫』の記事一覧を開いて、12月15日の分を出せば、「学者が小説を書く」が出てくるはずだ。文学者小谷野敦が場違いの5時間の政治番組に出たという記事のところだ。わかりにくいので、『猫猫』広報局として…