Comments by Dr Marks

出典を「Comments by Dr Marks」と表示する限り自由に引用できます

Entries from 2010-07-01 to 1 month

チェルシーちゃんとマーク君の結婚は真にインターフェイス(Interfaith異なった信仰間の)なのか? 答:そんなこと、わかりはしないし人のことはどうでもいい

異なった宗教間の結婚(インターフェイス)は聖書的にみてどうか。好いわけがない。止めておけ、というのが勧めだ。何が不釣合いかといって、これほど不釣合いなものはない。これに比べたら、家柄・学歴・年齢・人種、等々の差など屁でもない。この結婚は隠…

Four States Here Meet in Freedom under God(4州は神の下の自由のうちにここに会す)

4州というのはユタ、コロラド、アリゾナ、ニューメキシコの四つの州のことだ。緯度と経度で機械的に区切られたから可能なのだが、ここだけが四つの州の州境が会する場所である。すなわち、ここであれば四つの州に一度に身を横たえることもできるし、足を二…

Mission San Gabriel Archangel(ミッション・大天使聖ガブリエル)から3枚の写真

今日の夕方、カリフォルニア21ミッションのうち、我が家から最も近いアルハンブラ市のサン・ガブリエル・ミッションを訪れたあと、知人を中華街に誘った。その際の写真3枚。初めは、フニペロ・セラ師の立像。原寸大で小柄である。銅像もあるが、これは石像…

映画『442』を観た

すずき・じゅんいち監督の『442』は昨日(西海岸時間25日、日曜日)が封切であったが、DVDが同時発売なのでDVDで観た。前作である日系人強制収容所がテーマの『Toyo's Camera』のときは、絵はきれいだが喜多郎の音楽が邪魔で冗長な内容だったが、今回の『…

ロスアンジェルス市内浅草ほうずき市夜景:四万六千日は過ぎたけど(ロスアンジェルスのお西さんにも行った)

写真はロスアンジェルス市内フェアファックス地区ファーマーズ・マーケットの電車道にある噴水。ガキが今にも落っこちそうだ。夕涼みの客が多く、日本からの客人が浅草の人だかりみたいだと言った。朝はお西さんこと、西本願寺に連れて行った(西海岸時間25…

お調子者の「名古屋大学出版会、再び」(猫猫先生ブログ)へのコメント

この話題(http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100725)のうち、なぜ名古屋大学の正式名称が Nagoya University なのに、名古屋大学出版会が University of Nagoya Press なのかの問題に集中する。余はお調子者ですぐに声が聞こえれば反応する。確かに、小…

エルサルヴァドル料理(Salvadorian Food)に誘われた

余は、中南米人というと、どういうわけかメキシコ人などよりもサルヴァドリアンすなわちエルサルヴァドル人との付き合いのほうが多い。隔週で頼んでいる庭師までサルヴァドリアンだ。彼らは心優しく、日本人のような細かな心遣いをする人たちが多いように思…

この際簡単に、同性愛と聖書の記述について、Twitter さえずりの続きのつぶやき

今朝、同性愛についてのTwitterを見た。まあ、よくやるよ皆様、そんなことを延々と、と思ってしまう。これを言うと、だから何だ(So what?)、と言われるのだが、余は「神学大学院神学研究科神学専攻神学専修神学特修神学特専」の出であるぞよ。つまり、「博…

Tweet Thing というオモチャを持ってきた人がいる(Twitter じゃなくて猫の鳥ハンティングオモチャなんだ)

すでに我が家に来た猫(命名 Tisha Maria Waterman)の親馬鹿になりかけていることは認めるが、友人が一緒になって親馬鹿に加担している。しかも、その人物は余に対して「ドント・スポイル・ユア・キャット」とか偉そうに言ったばかりである。何をしたかとい…

Aus der Bücherei Maria Goossens(マリーア・フーセンの書斎より)とドイツ語で書いてあったらドイツの蔵書票(Exlibris)か?

猫が夜中に騒ぎ出して起こしてくれるので猫猫先生(小谷野敦)のブログ(黙祷の音頭http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100722)を読んだ。そこに紀田順一郎のブログ(?)があって、黙祷に関する小文があった。その小文のイラストを見たら「19世紀ドイツ…

ティシャ・バーヴ(アヴの月の9日)の今日、メス猫が来たのでとりあえずティシャ(Tisha)という名前を付けてみた

この子は黒人猫だったルーファス君とは違って鼻や手のひらがピンク色の白人猫今日の日中のユダヤ人街は、いい若者がだらだらと歩いていた。年寄りのほうが元気がいい。無理もない、若者は腹が減りやすいんだよな。こいつら、この暑いのに東ヨーロッパ伝統の…

お手盛りというか闇というか人口5万人程度の市の役人(特別職)の年俸がアメリカ合衆国大統領の年俸の倍!(ロスアンジェルス郡ベル市のケース)

摩訶不思議。ロスアンジェルス・タイムズ紙が暴露するまで誰も知らなかった。怒りの市民や副市長たち。〔http://bit.ly/91csnc〕特別職のこの役人とはアメリカでは city chief administrator (CCM) あるいは city manager (CM) といわれる無期限で市長が選任…

客人を案内して、L.A.で唯一日本語で礼拝しているメリノール教会の聖フランシスコ・ザヰエル会堂を、一年ぶりで訪れた

リチャード神父は相変わらず元気だった。日本語は話せても字が読めないのも相変わらずだった。今日は第16主日でアブラハムのエンタテインメント(創世記18:1−10)とパウロのコロサイ1:24−28、福音書はルカ伝10:38−42のマルタとマリアが聖書朗読の箇所だっ…

薄気味悪い宗教や思想の後は薄気味の悪いホロコーストの女看守たち(というわけだが、男ではなく女が言っている)

ウェンディー・ローワーという女性研究者によると、女性がホロコースト推進に果たした役割は、予想以上のものであったそうな〔http://nyti.ms/aT3SHx〕。彼女はワシントンのホロコースト博物館(スミソニアンのお隣で余も一度行った)に勤務していたが、今は…

モナリーサの微笑みもダヴィンチの気持ちも科学ではわからない

と、謙虚な科学者ムスュウ・フィリップ・ウォルターは言う。フランスはパリのLaboratoire du Centre de Recherche et de Restauration des Musees de France(フランス美術館保存研究センター実験室)で今回ウォルター先生がX線蛍光分析法(XRF)でモナリー…

季節でもないのにメリーHがハマンの耳を作ってくれた、小さい形でケシ粒が入っていてあまり甘くない

ハマンの耳というユダヤのお菓子はアダル月の14日または15日(地域によって違う)に祝われるプリム祭のお菓子だ。アダルの月は(移動する太陰暦なので)2月か3月であり、今は季節外れだがお菓子屋にはいつでも売っているのだから、いつでもいいことはいい。…

ユダヤ人であることは掛かりが掛かる:不景気は宗教に危うし

ユダヤ人であろうとすると経費が掛かって仕方がない。この場合のユダヤ人であることとは、もちろん「アメリカにおいて宗教的にユダヤ人であること」を言っているのであり、人種的に日本人であることやイギリス人であることと、ユダヤ人であることが、アメリ…

パラグラフについて書いた外山滋比古。パラダイムのシゲルちゃんじゃないからね。(日本人と西欧人の思考形式の違いかぁ、一応なるほどだけど・・・)

學士會は近頃盛んに会員外(旧帝大系大学卒以外)の有識者を招いて講演会をしているようだ。それは非常によいことだと思う。同会の最新号(『學士會会報』 2010年7月号 No. 883)には、英語学の外山滋比古(とやま・しげひこ)による午餐会講演の記事が載っ…

リオダンの店に行ったよ。アメリカ西部の典型的な飯屋。メシア(救世主)じゃないよ。

[; ] Pantry Cafe の狭い店内;サーロインをバタフライに開いて焼いた(左の白いのがコースロー、緑がえんどう豆、こげたものはジャガイモ、更にパンとコーヒー)1924年以来、ちょうど我が家が建てられた頃から、大恐慌を経ても生き残っていて、今も昔と同じ…

約束があるから信仰があるというのではないのだろうな。ましてや、人間ごときが誓ってはならない。

レヴィナスは、アウシュヴィッツに関連して、「約束があるから信仰があるのではないのだから、信仰など宣べ伝えることは無理だ」という趣旨のことを言っていると、フランソワ・ポワリエが書いている。余の個人的体験からも、それは無理だと思う。不可能とい…

何てい夏だ What Summer? と言われても。ともかく寒いわ。今年のロスアンジェルス。

てか、世界中なのかな。噴火のせいで。トロントから来た身内も今年は寒くてまだ春の花が咲きそろっていないほどだと言う(大袈裟)。先日泊まったロスアンジェルスから200マイル北上したホテルでは、まだ明るいうちにプールサイドで座っていたら寒かったので…

日本語のトンデモ説の「トンデモ」を英語で何と言うかといえば、陳腐なようだが「エクセントリック」だろうな。ロバート・アイゼンマン先生の説はエクセントリックって言われてるもん。

James the Brother of Jesus: The Key to Unlocking the Secrets of Early Christianity and the Dead Sea Scrolls作者: Robert H. Eisenman出版社/メーカー: Penguin Books発売日: 1998/03/01メディア: ペーパーバック クリック: 3回この商品を含むブログ (…

ジャカランダがまだ咲いている北の町、サン・ルイス・オビスポは門前町(巨大バーベキュー網、巨大オニオンリングとタコのパウル=パウロ=ポール)

北の町とはいってもロスアンジェルスから200マイルくらいであればサンフランシスコへまだ道半ば。そのサンフランシスコだって、実はカリフォルニア州の真ん中にすぎず、本当はサンフランシスコも州の北部でもなんでもないのに、南加州すなわちサザン・カリフ…

ミッション・サン・ミゲルはロスアンジェルスとサンフランシスコの真ん中

ロスアンジェルスから101号線をひたすら北に向かって進むと、240マイル(400 km 弱)くらいでミッション・サン・ミゲル(大天使、聖ミカエルのことじゃ)に着く。人里離れたミッションだが、現在もちゃんとロマ・カトリックの教区の教会兼フランシスコ会の修…

骨董品もそうかもしれないが考古学は絶対に氏素性が大事なこと(専門用語 unprovenanced に触発されて)

Unprovenanced(アンプロヴィナンスト)という言葉は手持ちの英和辞典にはなかったし、英英辞典でも稀な言葉だが、考古学や博物学でこれを知らないのはもぐりだろう。私は歴史学は多少勉強したものの考古学は訓練を受けていないので他人の研究結果を利用させ…

学会における神学論争の終焉(ハカセのつぶやきに触発されて)

本当に「神学」に関する論争が学会においては終わったかどうか疑わしくもあるのだが、実際のところ表向きは学会が神学論争の場とはなっていない。例えば、エホバの証人(ものみの塔)の聖書解釈が学問的に正しいかどうかなどは学会の議論とはなりえない。も…

けっ、独立記念日は埋め草記事かよ、ハカセもいい加減になったもんだ(前からいい加減だよ、文句あっか)

我が家は不便なことに近くのゴルフ場の花火大会が自宅から見えてしまう。それで毎年何人かが我が家に来るのでスイカやらフライドチキンやらを用意して食べさせることになってしまう。これが「不便」の意味である。前はバーベキューもしてあげたが、あれは重…

結局ゴミの記事だった:CNNブログの十字架の記事「福音書はイエスが十字架にかけられたとは言っていない、と学者が主張」は話題をさらおうとしただけの食わせもの記事〔http://bit.ly/dhGpg2〕

この「学者」はスェーデンのイェーテボリ大学(英語でゴーセンバーグ大学、University of Gothenburg)の博士候補で新教の牧師グンナー・サムエルスソン(Gunnar Samuelsson)氏だ。5月に神学博士(Th.D.でありPh.D.ではない)の公開審査(ディフェンス)が…

シカゴ市がようやく市民のピストル所有を認めた:ふと気になること(遺産的旧式銃の保存)

2箇月ほど前だったが、連邦最高裁判所がシカゴ市の護身銃を保有させない市の条例を違憲とした。このたび、その判決に基づいてシカゴ市は満場一致で新しい条例を定めたそうだ。これで28年間銃の保有を禁止されていた市民は合法的に銃を持てるようになる。〔ht…

ガメ・オベール氏のブログに触発されて:L.A.マーケットの高級チーズの値段

ガメ氏が『前世代の「ツケ」としてのデフレ』(http://bit.ly/dyl7GC)というブログを書かれた。読んでいただければわかるが、標題の意味は、現在の日本のデフレは通常のデフレではなく、国際的にみれば元々インフレであったものが、世界同時的な今の時代に…