Comments by Dr Marks

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Entries from 2011-03-01 to 1 month

一番いい写真が見つからないのでやる気が出ないがTriangle Shirtwaist Fire 事件の100年目につき、ローズ婆さんのことについて(アメリカ版女工哀史)

まあ、気安くローズ婆さんと呼んでも、親戚でもなんでもない。しかしビヴァリーヒルズでは有名な元気婆さんだった。死ぬまでハイヒールで歩いていた。ハイヒールは自立した大人の女の象徴だというのだ。ところで婆さんなんて失礼なという堅物もいるかもしれ…

産めよ増えよ地に満てよ、米国のヒスパニック(10年間で1.5倍)

大佐殿のことが、あるいは原発のことが心配だが、米国のヒスパニック(ラティーノ)も増えたなあ。2000年には3千5百万人だったのに、2010年には5千万人になっちゃった。全米の総人口が3億人だから、6人に1人はヒスパニック。ロスアンジェルスはもっと…

猿居士とリビアの二つの国旗(暫定政府、実はキレナイカの王党派)

現在ご存知のようにリビアには二つの国旗がある。緑一色のカダフィ大佐率いるトリポリ政府軍の旗と、ベンガジ反乱軍(自称暫定政府)の赤黒白に三日月と星の旗である。しかし、知っているだろうか、この旗はカダフィが革命を起こしたときのキレナイカ系王党…

英語で申し訳ないが極めて興味深いネット会談である「リビアに対する国連決議はもはや手遅れか」

手遅れだろうな。というか「やっても呪われるし、やらなくても呪われる」から元気よく声を上げただけ。現在、カダフィ軍はベンガジから50キロ地点で対峙。ケンブリッジのジョージ・ジョッフィ先生が妥当な見方をしていると思う。反乱軍の一人はおどおどして…

欧米の、特にアメリカの状況を読み続けるカダフィ:ジェット機を使わずにすでに反乱軍の拠点ベンガジに肉迫

いくつかのメディアによるリビア状況を書く。リビア現地時間の日曜日は、カダフィ政府軍が、反乱軍が制圧していたというブレーガ市を完全奪還した模様だ。政府軍の発表では「武装ギャングどもを洗い落とした」という表現が使われたらしい(アルジャジーラ)…

リチャード・ダウニーによる「モアッマー・ガダッフィー(カダフィ大佐)に関する五つの神話」

昨日の記事の続きだが一応書いておくことにした(ニューズ原文および筆者に関してはは昨日のブログ参照)。なお、今日は同じワシントン・ポストに、かの有名なマルチタレントの退役陸軍元帥(四つ星)ウェズリー・K・クラーク将軍の「リビアは米国の軍事行動…

日本大地震のニューズに隠れた3人の男:カダフィ、オバマ、猿居士

想像を絶する大惨事に被災者のご苦労や悲しみに思いを馳せると同時に、同じ地震地帯に住む者として、まことに我が身に置き換えて真剣な祈りを捧げなければならない。今日はブログを書く気分ではないが、いくつかをメモし、明日に繋ぐ。CNNは、地震・津波のニ…

仏国猿居士大統領のサル知恵とカダフィ大佐の優勢ならびにプロ意識

余の住む米国西海岸より半日早い中東や欧州では新しい動きがあった。アラブ連盟(Arab League)とはかなり違う性格でマイナーなのだが湾岸協力会議(GCC=Gulf Cooperation Council)というのがあって、カダフィ政権はリビア政府としての正統性を失ったとアナ…

あなたは知っているだろうか、この悪人顔を(リビア暫定政府議長を僭称するモスターファ・モハンマド・アブドル・ジャリル様だよ)人間を顔で判断する達人の余が言うのであるから間違いなく悪党

反乱軍の親玉と報じられるが、反乱軍も一枚岩ではないから、こいつの正当性も怪しいということになっている。名前のローマ字綴りはいろいろなので書いてもしょうがないが、一応Mostafa Mohammad Abdul Jalil としておこう。外電で調べるにはそのほうが好都合…

それは余も知らなかった。海兵隊の親分が言うことには、リビア政府軍で怖いのは攻撃用ヘリコプターだって。

今日も超忙しかったのでこんな記事ですまん。しかし、多分、日本もメディアでは紹介しないかもしれないのでメモしておく。海兵隊の第35代幕僚長ジェイムズ・アモス将軍(James Amos, Commandant-General)が、昨日(米国時間)火曜日に2012年度の国防予算に…

おいおい、そんなんじゃ止めとけよ、生兵法は(リビア反乱軍に告ぐ!)

まさに文字通りの「生兵法は大怪我のもと」。Twitterで書くような内容で申し訳ないが、今昼時なんだがTwitter禁止区域にいるのでブログに打ち込む。アルジャジーラのニューズを観ていたら、ブレーガ(Brega)の病院に担ぎ込まれた負傷者42人のほとんどは自分…

ネル君(ネルソン・バビンコイ)って知ってるかい? 知らないだろうな。マイナーだから。東京ベースの日本語シンガソング・ミュージシャンだけど。

ネル君というのは自称の略称のようだけど、フルネームは Nelson Babin-Coy という。あまり、原綴で名前を明かしていないような気がしたが、カタカナで「ネルソン・バビンコイ」書いているのから推測すればそうだと思う。今はお休み状態のブログやネットで自…

カダフィ大佐の次男サイフ・アルイスラム・カダフィは馬鹿か? まさか。

今日は忙しかったので簡単に。次男は今リビア政府のスポークスマン的存在である。その彼について英国のタブロイド紙に成り下がった(もともと左がかった嫌な新聞である)「インデペンデント紙」が盛んに次男の博士論文(London School of Economics, Ph.D., …

ピンからキリまであるロスアンジェルス(L.A.)のケイタリング・サーヴィス(仕出屋さん)

イスラエルの話を約束していたが、今朝はふと哲学というか哲学史について書いてみたくなった。それはTwitterで人生や権力や正義などが話題になったのと、青龍(@deepbluedragon)さんや加来彰俊先生や竹田寿恵雄先生などを何となく思い出したからなんだ。学…

ICC(国際刑事裁判所)って何さ? えっ、ニッポンも参加してるって! 無駄遣いだよ、無駄遣い。ほう、カダフィ大佐殿を訴追するってね。ご本人ばかりでなく、世界の識者は鼻でせせら笑ってるよ。

ICCといっても国際クリケット協会ではないよ。米国なんかじゃ余り耳にしないInternational Criminal Court だってさ。言っておくけど、一応は大人の集まりである国際司法裁判所(ICJ=International Court of Justice)とはまったく違うかんね。ガキの集まり…

アメリカ合衆国憲法修正第一条の精神(不快で身を切られるような言動でも直接の暴力でなければ甘んじて受けざるをえないこと)

今日は実はこの記事をもって「はてな」からプラチナ勲章(銅、銀、金の上の最高勲章)を貰うことになる。そのための記事として、イスラエルの気違い原理主義ユダヤ教徒について書く予定であったが(Twitterで予告)、突然ながら、今日の米国連邦最高裁の憲法…

リビアに飛行禁止区域(no-fly-zone)だって? おいおい、そりゃハッタリだろうが。まさかアメリカが「真珠湾攻撃」はできないよね。

ロシアは反対、フランスは時期尚早。しかし、イギリスのキャメロンパンとアメリカの馬鹿オバマがはしゃいでる。何って、ノー・フライ・ゾーンのことだよ。定義としては「その上を飛行してはならない区域」ということで、小地域であることもあれば広範囲である…

二人のライス博士:二人の黒人女性政治家:コンドリーサ・ライス(共和党)とスーザン・ライス(民主党)

一応、政治家とは書いたがコンドリーサは政治学者でスーザンは外交官が本業。どちらもスタンフォード大学に関係があるが、コンドリーサは教授でスーザンは卒業生。どちらも博士なので、下の映像にみられるようにドクター・ライスと呼ばれている。コンドリー…