Comments by Dr Marks

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ネル君(ネルソン・バビンコイ)って知ってるかい? 知らないだろうな。マイナーだから。東京ベースの日本語シンガソング・ミュージシャンだけど。


ネル君というのは自称の略称のようだけど、フルネームは Nelson Babin-Coy という。あまり、原綴で名前を明かしていないような気がしたが、カタカナで「ネルソン・バビンコイ」書いているのから推測すればそうだと思う。

今はお休み状態のブログやネットで自己紹介してるのを見ると、ロスアンジェルスのバーバンク(Burbank)市で生まれ、カリフォルニア大学バークリー校(UC Berkeley)の日本語科を卒業したほか、在学中に1年間慶應義塾大学で学んだとある。大変立派な日本語力だよ。YouTubeで紹介したような音楽活動も日本語で自分で作詞している。現在は25歳であり、未来はこれからだろう。

この人はマイナーな人で、今は売れなくて困っているらしいから、余のブログで微力ながら少しでも宣伝してやろうと思った。その動機ときっかけなのだが、テレビで観ておもろい男だと思ったからだ。まあ、押し売りか勝手に応援団ということだな。本人は迷惑かもしれないが迷惑なら迷惑だと言ってくるだろう。

そもそも、余は日曜日のテレビは、通常チャネルは観ず、映画専用チャネルか種々の教育系テレビにしているのだが、KLCS-TVを観ていたらNHK World からの番組があった。教育系テレビはおもしろいぞ。BBCはもちろん、アルジャジーラとかドイッチェヴェレとかさ、世界のテレビが観られるんだ。おっと、脱線・・・。

番組では、余にとっては懐かしい浅草や会津の芦の牧温泉が出てくるというので観ていたのだが、その案内役がネル君だった。完璧な日本語なのでハッパ(日系米人のスラングでハーフのこと)かと思ったが、どうも大学で習った日本語らしい。たいしたものだ。しかし、ハッパの線はともかく、バーバンク、ノース・ハリウッド辺りは日系人も多かったので、幼くして、あるいは高校くらいから日本語に接していた可能性はあるな。名前そのものには日系の影がない。

実は余の場合、普段はセキュリティーの関係上隠しているミドルネーム群(ミドルネームは一つではないということ)に日系の名前が入っているが、Babin-Coyというのは複合姓(compound surname)であろう。CoyはWaterman同様に英国系の名前だが、Babinは難しい。大雑把に言えば、ウクライナからセルビアを迂回してイスラエルにかけてありうる名前なのだ。

まあ、彼の歌を聴いてよかったら宣伝してくれたまえ。彼のTwitter アカウントだけ紹介しておく。他は勝手に探してくれ。本人は積極的には休んでいるブログ等は知らせたくないのかもしれないので。→@nelmusicjp

と、ここまで書いてから長いインタヴュー記事が見つかった。15歳で初めて日本に来たとか、どうやら複合姓の謎(父母の関係)も書いてあるぞ。→http://www.myeyestokyo.com/aboutus/interview/pg30.html