Entries from 2010-09-01 to 1 month
パサデナの某教会で式典があったので出向いた。写真はその教会の中庭だ。千人ほどが集った式典だったが、中庭はご覧のとおり余以外には誰もいない。その後のランチョンはユニヴァーシティ・クラブだったが、少しだけ時間があるので図書館で本を1冊借り出し…
Q仮説資料における歴史性の欠如(ペテロがどこにもいない、というより・・・)歴史性(historicity)というものは、歴史的な事実の背景に歴史的な意味が重なって真実味(plausibility)が認識されたもののことである。この定義は、余が論文等で主張してきた…
Studies in the Gospel of Mark作者: Martin Hengel出版社/メーカー: Wipf & Stock Pub発売日: 2003/03/14メディア: ペーパーバック クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る数年前、東京で同窓でもある、というか専門は別(彼は教会史、余は聖書神…
10月も近いというのに異常に暑い、というか今年一番の暑さだ。7月や8月だってこんなに暑くはなかった。もっとも湿度は低いので木陰はそれほどでもないのだが。年に一度くらいドイツ語訛りの英語を聞きにサンタモニカのモンタナ街に近いフリーデルおばさん…
やはりバリバリの専門家がマルコ伝の著者はヨハネ・マルコであるという話を、別の本を紹介しながらしようと思ったが、今日は一日暑いのに出かけていたのでもうだるくなった。次回としよう。そんなわけで、インチキ日本文化論でもブログとしてつぶやこうかと…
「共観福音書問題」最少数派としてのルカ伝優先説優先説というのは priority の訳である。他の人の訳語には興味がない。余の訳である。最も有力なのがマルコ伝優先説(Markan Priority または Marcan とも書く)であり、共観福音書の最も古いものはマルコ伝…
小谷野敦先生が自分の本の読み方をばらしていた。もっとも娯楽のためにだけ読むのではなく調査・研究のための、つまり調べ物のための読書も含まれる。その際、斜め読みというような表現があるが、先生のは飛ばし読みだ。更にスピードアップした読み方である…
朝、出かけた細君は、みんな枝持って歩いてたよ、というが余は朝のうち出かけなかったので写真を撮れなかった。ごめん。まあ、代わりの写真でもネットで探すよ。夕食を見ていたら、ヴァージニア州で100年ぶりくらいの女性の死刑執行があったと報じられた。夫…
Mark: A Commentary on His Apology for the Cross作者: Robert Horton Gundry出版社/メーカー: Eerdmans Pub Co発売日: 1993/02/01メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る西海岸22日(水)の夜だ。スーコート(仮庵の祭は…
古典ギリシア語またはコイネー・ギリシア語(聖書ギリシア語)を学んだ者が現代ギリシア語を学ぶと驚きのあまりひっくり返ってしまう。東京と書いてあるのに北京と読めだとか、London と書いてあるのに Paris と発音しろと言われてしまうのだ。日本語もそう…
見えるのは1ドル札なのだが、10枚入っていれば10ドルだから盗まれるかもしれない。えっ、それより現金を普通便で出していいの? うん、アメリカなんかはいいんだよ。もちろんアメリカでも現金を入れてはならないと信じている人は多いのだが、それは補償され…
今朝、日曜日なので6時台のニューズは ABC くらい。もっともケーブルテレビなら CNN は24時間だが、余はビンボだから金を払うテレビは観ない。で、その7チャネル(ABC)で、家族がキリスト教系のカルトに属しているが集団自殺予告でいなくなったので探して…
毎金曜日の夕刻(日没)から土曜日の夕刻まではシャバット。ハラカー(ユダヤ人の規則=律法および細則)によると、シャバットに自動車に乗ってならないとは書いていない。これ本当。なぜなら、まだ自動車は存在しなかったから。しかし、自動車に乗ってはな…
ヨム・キップール(Yom Kippur, 贖罪日)は金曜日の日没からだ。身を浄め罪を悔い改める日でレビ記23章27節の規定ではあるが、同時に神の許しを期待できる喜びの祭日でもある。よく、ユダヤ・キリスト教の伝統は神中心であり、次に神の似姿(イマーゴ・デイ…
柄にもないことを書く。素人の世迷言だからそのつもりで読むこと。実は、もともとメリー・ポッピンズのことは付け足しで、コックル夫人の猫(オス猫のピーター)の心理が、なんとなくいなくなった隣家のオス猫ルーファスとそっくりだと思っていたことをいつ…
刃物は役に立つが気違いに刃物である事例は多い。おそらく、まともな宗教学者や宗教家なら、宗教の人生における効能だけではなく危険性を認識しているはずである。そりゃー当たり前でしょ、と言うかもしれないが、妙に物分りのいい学者などは、薬害のあるド…
採点なんて、まずはめんどくさい。100人200人と採点する場合は助手の手を借りるのだろうが、こちらは元々助手みたいなものだし、多くて50人程度だから自分だけでする。しかし、助手に採点させるのは問題もある。教授よりすぐれた助手もいるが、たいていは教…
「トマスによる子供期の福音書」という外典がある。子供期というのはイエスの子供期のことで、5歳とか8歳の頃のさまざまな「いたずら」とも解釈される身の毛のよだつような仕業を行っている記事が載っている。子供期のイエス伝(福音書)というわけである…
ふん、といってふんぞり返る(これでも女の子) あっ、ごめんなさい、ごめんなさい、いけない子でした 靴の間で寝るのが好きなの、くつくつ、お箸が転がっても可笑しい年頃よ
ユダヤの街は新年ムード。これからヨム・キップール、スーコートと続く。そんな街でモロッコ帰りの知人がラマダン明けのお祝いのミニチュアー菓子を持ってきてくれた。これは珍しい。イチジクとかザクロの形に作った砂糖菓子だ。二つ食べたが、あまり甘くは…
ロシュ・ハシャーナの昼下がり、娘を抱えて横断歩道を渡る男。女の子は白い晴れ着。なのに長くて黒い靴下がねー。まっ、いいけど。娘としては、お父ちゃんにだっこだっこで、シアワセ〜。
5771年の新年を寿ぐ時になってしまった。8日の日没からユダヤ暦5771年の幕開けだ。今年は9月9日がロシュ・ハシャーナ(新年)でちょうど支那風にいえば重陽の節句の日に当たってしまった。たまたまであり、来年は別の日だ。毎年9月がユダヤの新年なので、先…
94歳の細君の恩師にシャナ・トーヴァの挨拶と買い物を頼まれていた物(コーシャの鶏肉など)の他にリンゴと蜂蜜を届けたら、泣いて(嘘)喜んでいた。親の代にロンドンからエリス島に来て、その親はブルックリンの肉屋だったそうだ。息子は自殺(多分)とい…
日本語の世界だけでなく、どの言葉も虐待されている。虐待が極まれば、聖書から「らい病」という言葉が消えたり、猫猫先生が校閲者と喧嘩したりすることになるのだろう。困った世の中だ。(誤解のないように、喧嘩に至らせるような校閲者が困るのであり、喧…
本来これが専門だったのだが、今は興味が薄れたのであまり語ることもないが、いささか今さらながらだが、一般には誤解されているのかなと、ふと思ったもので。理性と信仰はもちろん違うのだが、対立するものではないのだよ。信仰に対立する概念ならば、それ…
ほぼ2週間が経とうとするのに進展がない。死因についての議論が盛んだが、その中で自殺または事故死(中にはセックスゲーム中の事故説も)説があるが、死体は大きなスポーツバッグ(holdall)に折り曲げて入っており、そのバッグは水なしの風呂に入っていた…
熱々の Fish and Chips これだけだと野菜が足りないので冷たいサラダもね(左の白いのがタルタルソース、右の緑のがアヴォカードではなくグリーン・ピーの潰したもの。グリーン・ピーは丸のままでも出る)余が外地で食べたくなるものはオニギリだけではない…
写真でごまかすならごまかすなりに写真がよければいいのだが、カメラを出すタイミングが遅れ、真ん中のレクター(教区司祭)の右の黒人の女の子の水掛(洗礼)が終わった直後の写真しかない。ごめん。洗礼盤は、このとおり教会の入り口にある。どちらかとい…
ほら、車が勝手な方向に停まっているだろう。ここはロンドンの街角だから車は左側通行である。その方向に停まっているならいいが、逆向きに停めるとアメリカなら wrong way parking といって駐車違反だ。ハンドルの位置とか、縁石の関係で好きな方角に停めた…
観光客が訪れるロンドン市内ではあまり見かけないが、郊外の住宅地ならこんな店も多くなる。99ペンス以下しかないというこの店はアメリカ流の99センツ・ストーアなら、写真には撮らなかったが Pound という店もある。こちらは差しずめ百円ショップというとこ…