シャナ・トーヴァ! ハッピー・ロシュ・ハシャーナ・5771!
5771年の新年を寿ぐ時になってしまった。8日の日没からユダヤ暦5771年の幕開けだ。今年は9月9日がロシュ・ハシャーナ(新年)でちょうど支那風にいえば重陽の節句の日に当たってしまった。たまたまであり、来年は別の日だ。
毎年9月がユダヤの新年なので、先月辺りから我が家にもユダヤのカレンダーがどこからともなくやってくる。この9月から始まるカレンダーは寝室のトイレに掛けることにしているので、用をたしながら毎日今日は何の日だというように、クリスチャンなのに見ているわけだ。
新年の前には、信心深い年寄たちはやたらにあせりだすので、まるで師走の状態で面白い。8月の末になると髪の毛を切ったり洋服を新調したり祭の間の蜂蜜やら何やらを整えるのだ。
さて、角笛はロシュ・ハシャーナやヨーム・キップールの主役。どうやって吹くか、また上手に吹くかとなると、いろいろ探したが、この人(アリステーア・コーエン君)が一番良かったので紹介しておく。
メロディーは4種ある。最初は希望に燃えているが、中の二つは途切れ途切れで上ずっている。人生も順風満帆とは限らないからだ。しかし、最後は再び力強く吹き抜く。これが作法だ。