カリフォルニアのカルト集団自殺未遂事件（？）だけど、これね・・・実は

今朝、日曜日なので６時台のニューズは ABC くらい。もっともケーブルテレビなら CNN は24時間だが、余はビンボだから金を払うテレビは観ない。で、その７チャネル（ABC）で、家族がキリスト教系のカルトに属しているが集団自殺予告でいなくなったので探してくれという要請があり、今、警察は懸命に彼らの行方を追っている、というような臨時ニューズがあった。

日曜日のこととて、それ以上のニューズの続報はなく、宗教関係者としては（そうでなくてもそうだが）心配なことであった。午後滞在していたエンスィノのガートルードのところではナヴィゲートが面倒なので、夕方になって炊事のかたわら（余が夕飯を準備するのだ、悪いか）このとおり（http://lat.ms/c3txxn）LA Timesを読んでみたが、読んでみて、はれっ、と思った。

写真のレイナ・マリソル・チカスという本名かどうかわからない名前の32歳の女がこのカルトの親分ということだが、過激な女には見えない。実際、記事にあるように子供と遊ぶのが好きなような素朴な女である。彼女にかどわかされていると主張するカルト会員の家族は（家族のほうがヒステリックに）集団自殺に出かけたと警察に訴えたのであろうが、単に「携挙（rapture）」（http://bit.ly/9LzIfK）を祈念して、ロスアンジェルスは北方の基地の町にして砂漠地帯パームデールに未明に集っただけではないのか。

罪のない信仰だと思う。むしろ、かわいい、とさえ思う。だから、これって、人騒がせの張本人というのはいったい誰なの。彼女じゃないと思うよ。まあ、実際、今のところ何の咎もないようで、また全員無事で安心、安心。

あっ、ところで、この記事のコメントに「だからキリスト教は早晩法で禁じられる」というような、逆の意味での気違いコメントがあった。困った馬鹿だ。