写真でごまかすだけのブログ：懐かしのフィッシュ・アンド・チップスのこと、USA、UK、地中海、ユダヤ

熱々の Fish and Chips これだけだと野菜が足りないので冷たいサラダもね（左の白いのがタルタルソース、右の緑のがアヴォカードではなくグリーン・ピーの潰したもの。グリーン・ピーは丸のままでも出る）

余が外地で食べたくなるものはオニギリだけではない。肉が決して駄目なわけではないが、肉より魚が好きであるからか、カリフォルニアのフィッシュ・アンド・チップスが無性に懐かしくなることがある。フィッシュは白身魚の揚げ物でチップスはフレンチ・フライのことだが、フレンチ・フライと言わないところがまたいい。

今、カリフォルニアといったが、むしろ一般的には UK の食い物と思われているくらいだから、ロンドンでこの料理を食するのは造作ない。普通の大衆料理のレストランならたいていメニューにある。もっとも美味いかどうかが問題だが、この店は合格だった。

UK の食い物ではあるが、これを UK にもたらしたのはユダヤ人だといわれる。そう、誰が見てもこれは地中海料理なのだ。地中海で一般的な揚げ物を北海の白身魚で提供し、ついでに腹の足しになるジャガイモも付けてみたのが UK に渡ったユダヤ人なのだ。このことは英語版のウィキペディアには載っていたが日本語版にはなかった。（http://en.wikipedia.org/wiki/Fish_and_chips）