Comments by Dr Marks

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Finalvent さんのところで「賢いロバ」なんて書いちゃったけど、あれは

La Comtesse de Ségur(セギュール伯爵夫人)の La Mémoires d'un Âne(『あるロバの自叙伝』とでも訳すか)という作品に出てくる主人公 Cadichon(カディション)君で、自称 âne savant(賢いロバ)のことだ。英語的な感覚だと「賢い馬鹿(ass)」になってしまうのが可笑しいのだが、フランス語にもそんな感覚があるのかどうかはわからない。なにしろ、フランス語は正規に習ったことがないから「語感」なんてとんでもない。

あれー、あった。今、仏英辞典を引いたら、ある。アン(âne)ちゃんは立派な馬鹿(fool, idiot)でもありますよ。しかし、カディション君は本当に賢いですぞ。意地悪することもあるんだが、後で後悔したりするのが可愛い。

しかし、この物語はグーテンベルクでもう読めるんだね。日本語であるかどうかはしらない。