Comments by Dr Marks

出典を「Comments by Dr Marks」と表示する限り自由に引用できます

インディアナとノースカロライナはペンシルヴァニアと同じ=ヒラリーの勝ち、オバマの負け

おばさんが予想通り二桁差で勝った。讀賣、朝日、毎日の速報をネットで見たが、5月6日のインディアナノースカロライナに言及していたのは毎日だけ。他は、ヒラリーがひとまず生き残ったとのコメントだけだ。ただ、毎日の見方では、インディアナは互角でノースカロライナは黒人が多いのでオバマの勝利というものだが、KTLAなどのテレビニューズのコメンテーターは、両州がペンシルヴァニア型だとして、ヒラリー優位と伝えている。(NYT, WP などのネットでは明確な見通しはなく、讀賣、朝日と同じ。)

黒人が多い? ノースカロライナ(NC)は、ペンシルヴァニア的であり、黒人のインパクトは少ないだろう、と私も思う。確かに、NCも黒人は多いほうだが、せいぜい20%だ。因みに、ワシントンDC60%、ミシシッピ36%、ルイジアナ33%、アラバマ30%、サウスカロライナ29%、ジョージア28%などならインパクトがあるが、選挙人登録や投票に出かける率の低い黒人が全人口の2割いたとしてもオバマが強いとは言えない。

オバマは今回、女性や低賃金労働者、それに年寄りに嫌われてしまった。オバマでは広い層の支持が得られず、若者や新物好きのブームだけでは勝てないと、民主党の大物たちも気づきだしたらしい。だいたい、ヒラリーは勝利確定までペン州に留まって感謝のメッセージをしたのに、オバマは早々とペン州に砂をかけてインディアナに向かい、インディアナ有権者諸君、君たちが頼りだ、とやらかしているらしい。高慢で失礼な奴だ。