Comments by Dr Marks

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説教の後で牧師に弁明と云ふ夢の話

よく夢の話をブログに書く人がゐるが、私は見たとしてもめつたに覚えてゐない。子供の頃、繰りかへして見る恐ろしくも動く幾何学模様の夢が去り、三丁目の夕日的部分天然色の夢が消えてから、夢など朝には覚えてゐないものだ。

昨夜、正確には今朝方、夢を見た。説教で、私には似合はず、或る宗教的習俗的慣習について自由主義的解釈をしてしまつた。ところが、後で気になって、牧師に補足説明をしやうとするが、教会の位置がわからない。まあ、後で手紙ででもして置くかと云ふ、細やかと云ふか気の小さい話である。

さて、其の場所だが、高原の避暑地のやうな町で、低く霧が立ち込めてゐた。場所は日本。教会では皆日本人のやうだし、謝礼は「一万円」だつた。謝礼などなくてもいいのだが、物事のわかつた長老などが自腹を切つて謝礼を用意するやうな教会があることも知つている。其の際は、其れを知りつつ有難くいただく。しかし、この教会の会計から出たのであらう、初めに受け取りの署名をさせられた。