隠し撮りの艶かしさ―ポンペイの貴婦人

あれは８月の５日だった。招待で行ったLACMA（ロスアンジェルス郡美術館）の現代朝鮮系アメリカ人の美術を鑑賞した後、１週間ほど後に、休館日を利用した夏祭りのLACMAを再訪し（これも招待）、食べたり飲んだりした後で Pompeii and the Roman Villa を堪能してきた。

このケチンボ美術館はフラッシュを焚かなくても（特別の許可がない限り）撮影禁止だが、小型カメラでフラッシュを消して盗み撮りした。これはその一つで、貴婦人のトルソ。てか、壊れて結果的にトルソ。「貴婦人」とした訳は、こんなのは少なくとも金持ちの夫人だからで、貴婦人なのかどうかなど、本当はわかりはしない。

薄衣にへそのくぼみと、その辺りのふくよかな肉付きがはっきりと見える。そこでよく目を凝らしてオッパイも見てみたが、まん丸の椀をかぶせたような輪郭が見えた。この写真ではそのあたりのところはよく見えない。つまり、一種の乳隠し（ブラジャー）を着けているように見えるのだ。しかし、乳首の尖がりのようなものも見える。乳首の形を付けた乳隠しなのだろうか。変なことに興味を持って、すまん。