今日は灰の水曜日＝Ash Wednesday

今日は灰の水曜日＝Ash Wednesdayだ。ここから日曜日を除く40日間（復活祭＝Easterまで46日）の物忌みとなる。しかし我が家は意地汚く何でも食べる予定だ。

灰の水曜日には昼から教会に行き、額に墨で十字を描いてもらう。本当は、肉魚や卵は食わない。灰は前年のシュロの日曜日＝Palm Sundayのシュロの燃えカス（灰）をオリーヴ油で煉ったものだが、かならずしもそうとは限らない。もともとユダヤ教以来の悔い改めと悲嘆の表現だから、旧約聖書のように、司祭が乾いた灰を信徒の頭上にまくこともある。

以上は、ローマ・カトリックをはじめ、プロテスタント諸派を含めた西方キリスト教のしきたりだが、一部を除いて、東方正教会には、この行事はない。その代わり、浄めの月曜日＝Clean Mondayがあり、復活祭の６週前の日曜日の日没から大斎（おおものいみ）＝Great Lentが始まる。

キリスト教の行事も移動祭日であるから、太陽暦で固定されることはなく毎年変わる。今年は復活祭が４月８日であり、灰の水曜日は今日２月22日だったのだ。