Comments by Dr Marks

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土曜日のブログ・サバトはギヴェチ料理(Romanian Ghiveci)―ウーップ

 

大鍋で温めているところ

本家でも書いたことがあるが写真はなかったと思う。ほぼ、毎週、週末ごとにもらうルーマニア料理だ。自分が食傷気味だからか、もらったものを大鍋で温めているところだが、うまそうには見えない。(実を言うと、肉の処理がうまいから、味そのものはかなりいい。)

ギヴェチは元々トルコが元などというが、要するに地中海周辺からその辺り至る所で作られていたのだろう。野菜と魚、あるいは野菜と肉、野菜と鶏の炊き合せだ。メリーHおばさんは一度に飯場ででも食わせるほどに(こちらの言い回しでは、troops=軍隊でも養うほどに)作るそうだ。メリーHは夫婦二人で2−3日同じものを食い続けるというから驚く。

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ほぼ毎週我が家にも届けられるが、この写真の量だ。我々も二人なので食べられるはずがない。近所の一人に届け、明日の朝、駐車場の早番の人に届ける。4人分だ。まん丸ジャガイモ、グリーンの豆にトマト、それと何やら葉っぱをごちゃごちゃと。今回は豚肉(前回は骨付きの鶏)。メリーHも旦那のレスリーおじさんも罰当たりのユダヤだから豚肉を食らう。

というか、この人たちはブタ崇拝者。メリーHの心臓の弁の一部はブタだ。手術の時に、まずレスリーおじさんが呼ばれた。医者が「あなたがたのエスニックを見ましたら、ユダヤ人ですね。弁はブタがいいのですが、どうしましょう?」。おじさん応えて曰く、「それは願ってもない。いつも食べていますので、相性がいいはずです」。二人は握手をして、めでたくメリーHの体の一部はブタとなった。