Comments by Dr Marks

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試験の夢の意味するもの

夢を見ていたのだが、しばらくは(夢だから当たり前だが)現実と思っていた。試験場がわからなくなり、電話をかけてパニックになっている。電話はすでに試験時間になったので、後日受けられるように取り計らってくれと当局にするつもりなのだが、それもうまくいかない。

そうこうする内になぜか自分は試験場の真ん中に座っている。時計を見ると終了時間間際だ。しかし、自分の解答用紙は机上のどこにもない。ベルが鳴って解答用紙を順に前に送ってきた。見ると問題はアメリカの大学なのに日本語! みんなは難しかったなどと言っている。

あまりの馬鹿馬鹿しさにようやく夢だと思ったが、正直ほっとした。でもなぜ? 夢も余り見ないけど試験の夢なんて決して見ない(と思う)。パニック系の夢と言えば、締切り地獄の仕事の夢だけだ。それも近頃は見ない。

今日は実はレッスンがある。それかな。フランス語会話ではない。ある楽器だ。今ちょっと困難な状態に陥っている。それもそうだよ。毎日少しずつしなければならないのに先生に会う前に申し訳程度に練習するんだからな。ときどき胃が痛くなる。だったらよせばいいのに、やめたくもない。

フランス語会話はまだ始めていない。そこまでの余裕がない。つい先日、フランス語環境家庭にお邪魔した。結婚式間近で、モントリオールやパリの親戚も集まっているから、勢いフランス語ばかり。状況もわかるから内容は何となくわかるが、受け答えは無理。同時に英語も話す人たちなのでコミュニケーションは取れる。フランス語の発音を直してもらい真似すると「お上手お上手」とおちょくられる始末。フランス語は一度も正式に習ったことがないので文献は誤魔化して読むが、総合力は限りなくゼロ。今度は勉強すると言ったら、ブレントウッドに住む93歳のおばあちゃんが、「教えてあげるからいらっしゃい」と言ってくれた。実際に彼女の子供たちはそれぞれフランス文学者だから、彼女も教えるのがうまいのかもしれない。

閑話休題。朝のメールに、恩師の一人がガンで亡くなったこととその葬儀予定の知らせが入っていた。冬学期は確か講義していたはずだが、やはり病魔は進んでいた。このことについては後日書くかもしれない。厳しくて私が思ったような点が取れなかった先生だが、それにもかかわらず私を可愛がってくださった。ひょっとしたら、これだったのかな。