Comments by Dr Marks

出典を「Comments by Dr Marks」と表示する限り自由に引用できます

Rosh Hashanah 5769(ローシュ・ハシャーナ、ユダヤ暦5769年の新年)は29日(月)の日没から

10月1日(水)の日没まで、そして Yom Kippur(ヨーム・キップール、贖罪日)と Sukkot(スッコート、仮庵祭)が続いて、ユダヤ人は仕事をしない。なのに80歳過ぎの現役会計士のG爺さんは1週間間違って覚えていたらしい(太陰暦で毎年移動する)、夕方までに仕事を終えなきゃと、さっき慌てて出て行った。ご苦労さん。

少し前に、Antonian氏のブログで Britty氏らが日没の時間を巡って専門的な話をしていた。確かに、何が日没、何が夜明けの議論や規定はあるが、いずれもおおまかなものと思っていい。今日、あるユダヤ系のサイトで面白いローシュ・ハシャーナの説明をみた。始まりは日没(sunset)だが、終わるのは夕暮れ(nightfall)だそうだ。わかってくださいますね。お祭りは早く始まって遅く終わってほしいのですよ。日が沈んだら、そーれ始まったで、終わりの日はぐずぐずと、日が沈んでも、まあだ明るいよ、てなもんだな。

昨日、103歳で亡くなったパリ生まれのユダヤ人婆さんの家でエステート・セール最終日があった(最終日はほとんどが値引き)。フランス語の本が多かったがろくなものはない。フランス文学史の本があって、その中にはカルヴァンまで含まれているのが面白いので買ってしまった(50セント)。たいして信心深い家ではなかったのか、古いのに真新しい祈祷書(ヘブル語英語対訳)が1ドルなのでそれも買った。その他は、短剣と小物。(短剣は少し高いが古いものなので。)こうして、この街のユダヤ人も少なくなるのかと思いきや、若いオーソドックスのユダヤ教徒がこの家を買って移り住む可能性もあるそうだ。