Comments by Dr Marks

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居眠り運転の怖さと独眼流カリフォルニア免許

だいぶ長距離運転に慣れたらしく、一日中続く船酔いのような状態は消えた。なにしろ120−130キロの高速で長時間運転すると車から降りても体がふわふわするのだ。今はあまり感じなくなった。その代わり、通いなれた道ということで運転が機械的になっている。

初めは今どの辺りなのかわからないのでマイレジをメーターで見て、あと何マイルというふうに位置を確かめていたが、今は風景でどの辺りかわかるようになった。朝は、暗い中を緊張して走るのでそんなことはないが、帰りは必ず眠くなる。寝不足ということもあるが、運転が単調なのだ。今日は危なかった。一瞬眠ったらしく。前に突然車が飛び出したように感じて慌ててブレーキを踏んだ。

意識が何度も消えそうなので途中で下車して休もうと思ったが、目が覚めたらしく大丈夫になったので、休まず走り通した。休むと夕方のラッシュに巻き込まれるし、休みたくもなかった。

ところで、既に一部の読者はご存知のことだが、私は片目だ。どうやらカリフォルニアの規則が変わったようで片目に厳しくなった。目医者の診断書まで取らされたが、今度は路上運転テストだという。春休みまで休めないので困ったと思ったが、運良く春休み中の予約が取れた。しかし、おいおい、どうせテストするならなんで目医者にまで行かせたのだ。それに落ちたら運転できないのか? ずっと、ん十年も無事故無違反で運転してんだぞ。片目は生まれたときかららしいから、にわか片目のような不便さは感じないんだがな。

と思っていたら、合格したあかつきにはいいこともあると聞いた。片目も立派な障害者らしくディスエイブル(障害者)用のライセンスプレートが自動的にもらえるということだ。ちょっと信じがたい。しかし、もらえたら、わおー、どこでも路上駐車はただになるし、障害者用の駐車場に堂々と停められるのだ。ホントかなー、足や腰がわるいわけではないのに。