Comments by Dr Marks

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今どき英語と採点の山

今どきのトンデモ英語と付き合っている。あんまりひどいと英語を教えているのではないが、思わず赤を入れて小言を言ってしまう。そういうトンデモ英語の奴に限って自分の成績にはこだわっていて、屁理屈こねて数点の違いのことでデマンドしてくる。何だこいつとも思うが、そこまでいきなり真剣になっているのを思いがけず目にすると、ほーと感心してもみる。

細君のニューヨークの姪が小文字ばかりのメールというかテクスティングの延長のようなメールを寄こしたので、人の名前くらいちゃんと大文字を使えと注意したら、逆に驚いていた。同じことで、you を u と書いたり、Americanをamericanと書いたり、短い単一文なのに But の次にコンマを入れるので、誰がそんなことを教えたとうっかり言ってしまったら、自分の高校の英語の先生を悪く言われたと思ってむくれていた。しかしなあ、疑問文はちゃんと?マークで締めくくってほしいよ。

高校の英語の先生がそんなこと教えているわけないだろ。なのに、「先生は答案にこのような英語を書くなというわけですか」などとわざわざ確認に来る間抜けまでいるからやりきれない。「当たり前だ!」っちゅうの、馬鹿!!!

それにしても、出発までに採点を終えて成績をつけなければならないのだが、どうも体がだるくて眠い。終わらない。うるさいのがいるから、細心の注意を払って公平にしなければならないのだ。説教の大枠も決まっていない。決まりさえすれば、細部は即興でやる。そのほうが話が生き生きするからだ。