古い鋏

刃物や武器や骨董が好きだから鋏も好きだ。我が家で一番高い鋏は日本製の整髪用鋏で時価２千ドルくらいだが、古い鋏は調べもなかなか難しく、価値のほどはよくわからないのがほとんどだ。同じく日本製でだいぶ錆にやられているが、おそらく江戸末期から明治初期の種子島鋏がある。刻印はは角フ。

アメリカの昔の工具もいいが、もちろん鋏もいい。しかし、私が日常的に机上で使っている古い鋏は英国製だ。残念ながら片刃の先端１ミリ弱が欠けている。それでも、切れ味は今でも抜群だから使っている。おそらく150年ほど前の製作だ。

今日、出来心で、この鋏の会社が150年ほど前にあった英国はシェフィールド市の今もある通りと番地をグーグルマップで見てみた。古いレンガの２階建で、なんと売り家の看板が出ている。ふーん、この鋏はここでできたのか。いつか訪ねてみたい。