Comments by Dr Marks

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国際連合レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の不手際だからか、国連はイスラエル軍の経過説明どおりであることを認めた(4人死んだけど)垣根の木の枝払いは我が家も大変

先日のレバノンイスラエルの国境小競り合いは、イスラエルの説明どおり、威嚇とはいえど、レバノンが発砲したから撃ち返したまで、と国連も結論づけた。しかし、そのまた発端はイスラエルが自領土の立ち木の枝を払おうとしたことだ。まるでどちら様にもありそうな隣家との垣根の枝払いのようなもの。一応、今のとこ我が家の隣家の竹林問題は解決(水遣りを止めたら増えなくなった)。

イスラエル軍は実は事前にUNIFILに対して、枝払いする予定であることを伝えた。そこでUNIFILはそのことをレバノン軍に伝えたのだが拒否されたというのだ。国連が暫定ラインを決めてイスラエル側であることをレバノンも認めていたのだから、自領地ですることにレバノンが異議を申し立てる謂われはなかったはずだ。ものものしい動きもあることだから枝払いの予定を伝えただけなのに、それを止めさせる理由はない。

UNIFILがぐずぐずしているから枝払いを始めたらレバノン軍が撃ってきたらしい。レバノン軍は威嚇だったといっても、撃たれたほうでは威嚇かどうかなど問題にしてはいられない。直ちに反撃するというのは常道だろう。結局、この小競り合いでイスラエルの指揮官1人、レバノン軍兵士2人、レバノンの報道者1人の計4人が死んだ。役に立たない国連がここにもある。

なお、今回の騒動にヒズボラーは関与していないことは、イスラエル政府も確認している。関連の記事を一つ。翌日の現場の写真も。→http://nyti.ms/cpXkTN