Comments by Dr Marks

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けちんぼ UK 人の不思議な行動あるいは生真面目さ


クライスト・チャーチ、・・といったって NZ なんかじゃない。本場、英国はオックスフォード。トム・タワーの下のゲイト。

今日のトップニューズ扱いのひとつはクリケットの試合でパキスタン・チームがいかさまをして巨額の博打金を動かしたというもの。大相撲みたいだね。いつも英国人を馬鹿にしているが、こういうのには英国人がからむのは少ないと思う。馬鹿正直な面もある。

しかし、けちんぼな国だ。あるいはスケールが小さいというか、列車も車も小さい。うん、二階建てバスは大きいね確かに。しかし、今では二両連結のアメリカで見られるバスも増えているよ。だって、さすがに二階建ては足腰の悪い者が増えてくれば不便だもの。そもそもあれも一回でまた一人で2台分稼動させようとしたけちんぼ根性だ。

エコだかケミカル・リデュースだかエナギー・セイヴだか何だか知らないが、至る所でちょっぴりの洗剤、ちょっぴりの水、等々となっている。ホテルでもレストランでもスタバでもトイレの水の出さえ制限している。制限しすぎてよく流れないから2回も3回もフラッシュすることになってかえって水を使う。

領収書を手書きでしている店がある。機械で打ち出せばよいようなものなのにいちいち手書きだ。どうしてと聞けば、領収書を求める客のほうが少ないから手書きのほうが安上がりだと。手間賃のほうが高いと思わないのが不思議だ。しかも書き間違って二度書きなどしている愚図もいる。もっとも古きよき時代の雰囲気を味あわせたいのか、旅行者への免税書類などは、普通はキャッシュ・レジスターと連動させて自動的に作るのに、ハロッズなどはわざわざ別室を用意して大袈裟に書類を調える。人件費!

英国のサンドイッチは日本のとそっくり。ハムサンドでもパストラーミでもほんの少し挟まっているだけだ。米国ならパンの厚さの3倍もハムやパストラーミが入るのに、ハムなら薄いのがせいぜい2枚挟まっているだけ。米国から来たらしいグループがあからさまにそんなサンドイッチを馬鹿にして大笑いしている。まあ、アメリカのほうが飽食しすぎる感じもあるから、これだって馬鹿にしちゃいけないな。