Comments by Dr Marks

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アマゾン日本が日本に所得税を払わなくても米国には払う。余が日本で稼いでも非居住者特例で所得税の申告は米国になるようなもの。しか〜し、グーグルはどこにも払わない! マイクロソフトも!! フェイスブックもそうするんだって!!!

ニューズ・ソース(ABC:http://bit.ly/adMpUV; Bloomberg:http://bit.ly/9I48eh

残念ながら合法的なんだそうだ。この三年間でグーグルは本拠地のあるカリフォルニアで払うはずの31億ドルもの税金を払っていない。その「合法的な」手口はこうだ。まず彼らの言う「ダブル・アイリッシュ」という二つのアイルランドの会社で税率を米国の35%の所得税からアイルランドの2.4%の税率に下げる。次にその剰余金をバミューダに送るのだが、そのためにいったんオランダを経由させる。彼らはこれを「ダッチ・サンドイッチ」と呼ぶ。さて、最終地バミューダでは税率はゼロなので所得税は消える。

ブルーンバーグ・ニューズのこの記事は今あちこちで引用されており、たった今も ABC のワールド・ニューズで聞いた。ブルーンバーグのジェシードラッカー記者が実際にバミューダのグーグル社を尋ねてみたら支社長と二人の弁護士、合わせて3人だったそうだ。ここで31億ドルの税金になるはずの儲け全てが消費されたことになる。まあ、こんだけあれば教育費でもなんでも助かるのではあるが、氷山の一角で多数の多国籍企業がそうしてるんだって。まさにザル法じゃん。

しかしなあ、一応意味の通るように紹介したけど、このザルを潜り抜ける詳しい方法は余はわからんのだよ。正直言えばね。世の中には悪賢いものが多いねー。そだ、ビル・ゲイツ、おまっ、慈善事業って何さ、マイクロソフトが税金払ってくれればそんな金出るんでないの、えっ。