Comments by Dr Marks

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La Califusa(ラ・カリフッザ)という言葉とマイケル・フランクス、およびスペインの写真家のブログ


素人には絶対わからない(キリッ)スポーツ動作論の東京マーリン先生(男)が TwitterMichael Franks の歌 “Antonio’s Song” を教えてくださった。その歌の中に La Califusa という言葉が出てくる。前後から L.A. (エル・エイ=ロスアンジェルス)、California、U.S.A. の意味であることは確かだ。

しかし、こんな面白い言葉は知らなかった。L.A. で、んっ十年生きてる細君も知らない。語源や初出に関してスペイン語サイトならヒットするかと思ったが、ヒットしたのはスペインの写真家のブログだった。フランクスの歌にスペインはグラナダの街角の写真を組み合わせている。「空」という意味のブログだから、空の写真が多い。写真家のブログというのは写真を楽しめるのがいい。しかも、この写真家は勝手に写真を使ってかまわないと言っている。(http://bit.ly/b7lnfu

さて、ラ・カリフッザの語源はとうとうわからなかったが、フランクスのホームページがあるので紹介しておく。彼は1944年生まれで66歳、初めは英文学者を目指したようだ。(日本語のウィキで博士号を得たように書いてあるが間違い。取得していないことは Dissertation Abstracts でも確認した。)南カリフォルニアの金持ちの町ラ・ホヤが故郷。どうやら彼は日本で有名な歌手のようだ。今年も日本にコンサート旅行をしている。(http://www.michaelfranks.com/

ラ・ホヤはサン・ディエゴの郊外で海と山の町だ。10年ほど前に余は一度泊りがけで遊びに行ったことがある程度だが、しゃれた町だった。歴史はないが山と海のリゾート地ということでは鎌倉みたいなものである。この辺りの70年代や80年代は、当時を知るものにとっては懐かしいものがあるだろう。ラ・ホヤからロスアンジェルスまでは最短で1時間半、混んでいれば4時間掛かることもあるが、砂漠のリゾート地パーム・スプリングズまではロスアンジェルスを経由せず、直接向かうことができる。夏はラ・ホヤ、冬は砂漠の町に暮らす金持ち文化人も多い。(http://en.wikipedia.org/wiki/La_Jolla,_San_Diego,_California