Comments by Dr Marks

出典を「Comments by Dr Marks」と表示する限り自由に引用できます

殺されたソマリヤ沖で人質4人のうち1人はフラーの後輩スコット・アダム


後輩といっても年配の方だ。スコットは30年ハリウッドの映画界で働いた後、1996年に Fuller Theological Seminary(http://www.fuller.edu/)に入学し、3年課程の修士課程を修了し(Master of Divinity, 2001)。財産を売ってヨット(クエスト号、マリナデルレイ港籍)を購入し、無料で聖書を世界に配る旅に出た。同伴するのは妻のジーンとイエス様だけ。

その後は更に高度の学位(教員となれる資格)を修めるため再入学すると同時に、映画関係非常勤講師として同セミナリーのブレーム・センター(Brehm Center, http://www.brehmcenter.com/)に勤務しながら、昨年(2010年) Master of Theology の学位(博士の手前)を取得した。それからの活動としてアフリカに向かっている矢先だった。

スコットは、プロテスタントなら牧師になれる資格(Master of Divinity)を取得しながらも、妻のジーンとともにカトリック教徒として、サンタモニカ・カトリック教会の会員だった。余の細君の同僚がこのカトリック教会の会員なので皆が熱心に祈っていることは聞いていた。(http://www.stmonica.net/

海賊の一人はアメリカ海軍の特殊戦闘員によって銃ではなくてナイフで殺されたそうだが、おそらく無言で襲撃するためであったのだろう。しかし、海軍はヨット内で連続する銃声を聞いてから襲撃したので、海軍が到着したときにはすでに殺されていたらしい。なお、他の二人はワシントン州シアトルの人で、フィリス・マケイさんとボブ・リッグルさんと報道されている。