Comments by Dr Marks

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義捐金に文句を付ける被災者と行政の馬鹿さ加減に呆れた(日本人はこれだから嫌われる)

以下は、今日の夕食後にネットで見つけた記事で、讀賣新聞が伝えたもの。義捐金というものは貰う立場が文句を付ける筋合いのものではない。嫌なら貰わなければいい。これは貰うか貰わないかの個人の話。

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の避難所に「西日本有志の会」「西日本小売業協会」などと名乗る男性2人組が現れ、避難住民に直接現金を配ったことが23日、わかった。
 市が同日、災害対策本部会議で明らかにした。
 市によると、2人組は21、22の両日、市内の避難所計6か所で3万円ずつ茶封筒に入れた現金を避難住民に配ったほか、市牡鹿総合支所で、職員に3万円の茶封筒約170通、計約500万円を渡していった。総額は5000万円以上とみられる。避難所の職員が「やめてください」と言って断っても配り続け、その後立ち去ったという。
 話を聞きつけたほかの被災者からは「不公平だ」と訴える電話が市に寄せられており、市は「志はありがたいが、被災者に公平に配れる義援金として送ってほしい」と呼びかけている。

しかし、善意の者が正しいと信じて行う寄付に対して行政がどうのこうのと言う立場にはない。ましてや自分たちが配分に関与できる義援金に回してくれとは何事か。役人が、あるいは一行政府が善意の者に言えた言葉ではなかろう。思いあがりも甚だしい。前述の如く、貰うか貰わないかは義捐金を提供された個人が判断することであって、彼らが言えた筋ではない。

だから、行動が遅く、結局は行政府に丸投げになる日本赤十字には今後一切献金などしたくないというアメリカ人も多いのだ。貰うほうが、あるいは小役人が「公平に配る」とは何事か。身を切って義捐金を捧げた者の勝手ではないか。顔を見て、この者は今20ドルでいいとか、この者には100ドル進ぜようとやっている神父は(L.A.にいるんだよ)不公平なのか? 文句を言うのか?