Comments by Dr Marks

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ぎっくり腰でトホホのコメント

このところ精神的に混んでいた(客観的に忙しいのとは別)せいか、久しぶりにぎっくり腰で動けない。動けないのに少しよくなったので数行書き込むことにした。知恵の歯(←英語での親知らずのこと)があり過ぎてどうやら虫歯らしい。私の歯は知恵の歯以外はすべてよい。しかし、ベトナム戦争だか朝鮮戦争の戦野で活躍した歯医者がX線などを撮って穴が開いているから来いと言うので出かけて行った。待合室で名前を呼ばれたので、弾みをつけて立ち上がった拍子に、魔女の一突きだ(←英語でのぎっくり腰のこと)。

一日仕事をせずに寝ているしかない。第二次大戦終結から数年間の日本について書かれた本を読んだ。著者は朝鮮半島や日本に派遣された米国長老教会の宣教師で、京城帝国大学(現在のソウル大学のはずだが絶対に違うと彼らソウル大学関係者は言う)の教師もしていた人が著者で、なかなか為になる。少し古風な言い回しをときどきするが、わかりやすい品のいい英語だ。その本のところどころに著者の細君の短文が挟まれているが、現在の日本女性のブログの日本語を英語にしたようなもので、才気は感じられるが、旦那の正統な文章ほどには(私には)理解できず、前に戻って読み直すことが再三だった。

夕食の後、少しメールの処理をしてから、足早にいつもお気に入りにしているブログをめぐった。一日情けなさにベッドで過ごしてしまったからか、それぞれのブログの見事な生活観と生活感に驚いた。そうか、ブログは生活の生き生きした記録だな。しかし、今私は、約60年前に日本通のアメリカ人が詳細に記述してくれた日本基督教団キリスト教系学園、更に政治や民衆の生活の様子を、当時のアメリカの刊行書から得ているのだが、現在のブログの情報は60年後にどうなっているのだろうかと思った。ほとんどは消えるのだが、一部は民衆の記録として残るのだろうね。そして、才気ばしった日本語だが、意味ワカンネーなんて言われたりして。