コメントにならないコメント−５ （悪人が学長になるという小谷野博士の説）+ 非モテ

近頃、「非モテ」なる言葉を使う人からコメントをいただき、変な言葉だなと思い、ちと探ってみたが何のことはない一種の nerd またはdork（geek とは少し違う）の集団のようだ。敬愛する元祖もてない男の猫猫先生の日記に登場するかなと思ったが、この言葉はヒットしなかった。やはり棲み分け場所が違うようだ。感覚がまったく違う。ポカン（・_・）。

アキバの事件は世界的な出来事であり、一言述べざるをえなかったが、このブログの本来のスタイルに戻る。猫猫先生がナントカ外国語大学の学長は悪人だと（イワン馬鹿りの言い回しで）語っていたが、へぇ、そんなものかと思ったものだ。本当は、「まあ誠実な人が学長になったりはしないよね」と言っただけだが、この学長さんの顔はなんとなく東大大学院カンカン楽譜（あれは、うん、フレンチではないし娘でもない）のカンカン先生に似ていないこともないので、なるへそと。（そういえば、この二人は博士じゃないよね。）

あの学長も日本じゃ若いほうだろうが、アメリカの学長って意外と若いのが多い。実は、もちろん冗談だが、ある先生から「学長に立候補しろ」と言われたことがある。南カリフォルニアの金持ちが行くリベラルアーツ・カレッジの一つで、待遇がいいので研究者には評判のいい大学だ。そこの引退教授に会いに行った際、彼が「今、ここの学長が年配で引退したばかりだ、次期は若い者がいいそうだから、マークお前はどうか」と冗談で言う。私が、「先生こそ、授業がなくなったのだからいかがですか」と混ぜっ返したら、「既に出版社と契約した本に２−３年は取り掛からなければならないし、俺はそれほど悪人(not so evil) じゃないよ」と言っていたっけ。ふーん。

後日談：学問的にはどうでもいいような若造が確かにそこの学長になった。悪人 (bad boy) かどうかはわからない。一応、哲学者で博士だって。しかし、研究者としてはお終いだな。