Comments by Dr Marks

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オバマが黒人だから嫌われているというのは嘘だ

政治嫌いの Dr. Marks が連日 DNC の記事を書いてしまった。公式報道というよりはアメリカの一市民が同時間帯に感じたことを書いてみた。もちろん私はいつも公言しているようにカリフォルニア州では、とくにこのLAでは肩身を狭くしている共和党員としてのバイアスはある。ところが、そんな土地柄だから民主党員の友人は多く、彼らの考えに同調することが意外と多いことも確かだ。むしろ外国人が考えるほど、両者の隔たりは大きくはない。

標題の件だが、そもそもオバマは黒人ではない。黒人とのハーフなのだ。今どきのアメリカ人は(私が他民族都市LA市民ということもあるかもしれないが)黒人だから云々などありはしない(問題にする人はもちろんいるが少ないと思う)。オバマと同じシカゴに住む黒人のビル君は姪の旦那さんで、親類で集まっても違和感などない。実際、オバマの支持者は若い白人層だ。

最大のオバマの問題は経験不足だ。確かに若いからやっているうちに何とかなるのではあろうが、ここはヒラリーでよかったような気がする。そして、ヒラリーがマケインに負けたとしても、オバマには次のチャンスがあった。今回負ければ、ヒラリーにもオバマにも二度とチャンスは来ないだろう。

経験不足が、(それぞれの人の好みに関わるのではあるが)彼の風貌や態度、更に物言いに表れて嫌われる原因になっている。高慢な青二才のイメージなのだ。多分、オバマはそれなりの資質があるのだろうから、せめて上院でもう少しの勉強をすればよかった。我々、学問の世界でもよく言われることがある。まだ、論文が練れていない。もう少し寝かしてから書き直すといいものになるだろう、と。