電話アンケートは面と向かっては聞きにくいことを聞く―完全匿名のふりをして

夕刻、電話アンケートがあった。女性の有権者に聞きたいということであったから、夕食準備中の細君が電話に付きあってあげた。なにしろ、セイラ・ペイリンがらみの政治アンケートだというのだから。例えば、アボーションに反対なら、一応反対とか強く反対とか答える奴だ。

聞き耳を立てていると、普段面と向かってなら絶対に聞かないことを聞くのが電話アンケートだとわかった（わかった、というより当たり前だが）。年齢、学歴、宗教、人種、年収、支持政党、etc. 全部が全部、聞いちゃならないことじゃないか。しかも、完全匿名のふりをする。都市部に住んでいるか、町村部か、だって。まあ、一応ランダムに電話しているんだろうが、家の電話番号はＬＡのど真ん中と決まっているんだがな。

細君は、ペイリンに関する知識テストは全部正解。参考意見のオバマが副大統領候補にヒラリーを選ばなかったことについては、オバマの間違いじゃなくて、民主党がヒラリーを大統領候補にしなかったのがそもそもの間違いとか、アンケートの人に向かって（相手は迷惑だと思うが）一席ぶっていた。お陰で夕食が遅くなってしまったよ。