Comments by Dr Marks

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Impressive, Fantastic, . . ., Humor, Intelligence, and Much More Positive Comments by Media (and Dr. Marks) + 寝る前にリリースされてよかった。二人の動画を入れておく。

Rudy Giuliani のお笑い演説の中で「ナダ」と怒鳴っているのは

灘ではなくてスペイン語の Nada! 何にもない、Nothing! のこと。


End of Message. として今夜は終わりにしてもよい。満足な共和党全国大会のジュリアーニセイラ・ペイリンの演説だった。

来客があり、ジュリアーニは全部聞けなかったので後でネットで拾おうと思う。ペイリンは全部聞けた。今日は満足で何も書きたくないくらいだ。まさに、EOM.標題の賛辞は実際に放送でいろいろなメディアが言っていた言葉だ。

ジュリアーニは明確に具体的にマケインとオバマの違いを対比してくれた。例えば、おちゃらけとしては、オバマ側が「へっ、市長じゃねいか」というのに対しては「俺も市長だったけど文句あっか」とか。実際に、ジュリアーニが説明したように市長や州知事というのは、全体の指揮をするわけで単なる議員とは違う。

また、オバマが「(大統領になる)準備はできている」といっていることに対しては、「嘘だ。彼は130回も自分で決断できなかった。彼はただ『出席』という決断をしたにすぎない」と批判した。重ねて、「ニューヨークには Yes とNo の投票しかないが、彼は『出席』という決断しかしなかったんだよ」と揶揄したり、書ききれませんわ。

セイラちゃんは、ジュリアーニに輪をかけて素晴らしかったが、演説に先立ち、彼女の家族が皆紹介された。両親、夫、長男、長女と婚約者、次女、三女(これが可愛い)、二男(ダウン症の顔をセイラはきちんと皆に見せた)。

オバマの自慢のシカゴでのコミュニティー・オーガナイザーの経験をからかって、自分は州知事になるまえに小さな市の市長をしたが、「これこそコミュニティー・オーガナイザーでしょう」と言ってみせたのを皮切りに、自分が何をしてきたか説明してあげましょうと、はなばなしいアラスカ州知事としての業績を羅列してくれた。実に圧巻の業績である。その上で、エネルギー、税制、外交の多岐にわたって具体的にオバマとの違いを浮き彫りにしてくれた。

ペイリンの演説の最後で、オハイオ州ランキャスターからの出席者でマケインと一緒に捕虜だったトムという人の紹介があった。トムさんの証言によると、拷問の取調べの往き帰りにマケインは、トムたちの牢獄の前を通過するときに親指を立てて「大丈夫だよ」と彼らを激励していたそうだ。あの親指立てのジェスチャーの意味は、その捕虜時代のことだったんだ。トムさんは目をうるませていたな。

そういえば、ジョー・バイデンって既に影の薄い副大統領候補になってしまって、ジュリアーニもペイリンもろくに言及もしなかったな。本当にあのじじい、といったってまだ65歳だぜ、なのにあのフケようは何なんだ。よくもあんな死んだロバのようなのを副大統領候補にしたもんだなあ。

今日の演説を聞いていて思い出したことがある。黒人の出席者が割合に多かった。そうだ、奴隷解放の立役者の人たちは共和党奴隷制度廃止派であった。ようするに共和党なんだ。今までも何かを具体的に推し進めてきたのはどちらかというと共和党であり、日和見的な民主党では駄目だし、その権化のようなオバマでは国を危うくするだけでなく、世界をテロから救うことはできないだろう。
奴隷解放の歴史といっても、オバマには関係ないな。彼は外国人の父親が黒人というだけで、アメリカの<正統な>黒人の伝統は持たない。彼の母親側の白人のレガシーしかないのである。つまり、半分は黒人でも、アメリカの典型的な白人伝統の中で育てられたにすぎない。