Clean Hands Doctrine―嘘つきは証人になれない

いや、マケインのキャンペインは100％ネガティヴだと嘘ついたオバマのことではない。猫猫先生ご関心の大相撲八百長裁判のことだ。出版社側の証人は証人として使えないはずだ。嘘をついた人間が「嘘をついた」と法廷で証言するのは原理的に使えない。また、嘘の可能性が大であるからだ。いや、間違いなくまた嘘だな。

午前中は元小結板井の板井圭介さん（５２）の証人尋問が行われ、板井さんは、１９８４年７月の名古屋場所での北の湖前理事長との対戦について、「５０万円をもらって自分が負けるという八百長だった」と証言した。（讀賣新聞）

あのとき50万円なら今度は…。陪審員制ならこんな証人絶対に使わんよ。

八百長報道を巡る裁判で、記事を執筆した武田頼政氏は、貴乃花親方の初優勝（９２年初場所）も「（故二子山）親方が裏で手を回した八百長で、おかみ（藤田憲子）さんが目撃した」と話した。武田氏は「貴乃花親方は全く知らない」と主張したが、貴乃花親方は「あるはずのない話。一切ない」と否定。「母は証人として出てこなかったし、理解に苦しむ。法的措置も考える」と憤っていた。（毎日新聞）

なんだこりゃ。死人に証言させるつもりか？