Comments by Dr Marks

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やば、クリスマスカード! 今年も恩師たちのほうが早い

昨日、遠くの分(すなわち海外分)は発送を終えた。週末に国内分を出そうとしていた矢先に、1日違いで先にもらってしまった。私たちは、多分、普通のアメリカ人よりは大量にクリスマスカードを出す。しかし、多分、日本人が出す年賀状の数には負ける。

私たちの場合、相手がユダヤ人であろうが何であろうが、構わず

Merry Christmas 2008 and Happy New Year 2009! なのだ。

まあ、もっともキリスト教徒でなくても、そのあたりの(つまり意識的にしているというような)事情は心得た親族や友人だから構いやしない。

さてと、ちょっと面倒な習慣についてだが、相手が日本人の場合、宗教に拘わらず、直接の不幸(配偶者や親や子の死)があったら年賀を兼ねたクリスマスの挨拶なので出さないことにしている。もっともそういう相手が構わず当方に出してくださった場合はお返しに送る。

アメリカの場合、同じクリスチャンでも、またユダヤ教徒でも意見がさまざまだ。そういう時だからこそクリスマスカードは励ましになるという意見もある。しかし、例えば連れ合いを亡くしたばかりの時だが、例年なら二人揃って近況を短文にまとめたり、二人の一年間の写真を組み合わせて印刷していた人なら、もらえば自分でも出さなければと考えるはずである。しかし、例年のようにはいかないわけであるから、もらえば辛くなるという意見もある。その通りだ。

そこで私たちは、クリスマスカードなど出しても出さなくても、もともとはどうでもいいものだから出さないようにしている。例えば、今年、ショーラー先生の奥さんには出さないことに決定した。今年は、そっとしてあげたほうがいい。ショーラー先生の死から、まだ数か月しか経っていない。その代わり、復活祭の頃に時節の挨拶でも出そうかと考えている。なお、復活祭にカードを出す習慣は流石に少ないが、特別の人に便りを出す機会としてはいい時でもある。

そういえば、本人が死んじゃってるのに知らずに出して、後から娘さんがその旨知らせてきたということもあったな。こちらが出している限り、生きていることを相手は知ることにもなる。