地理学事始：南仏に雪が降るように南加（南カリフォルニア）にも雪は降る

Tombe la neige♪　雪は降る、南の国にも…。ロスアンジェルスとは不思議な町で、波乗りの遊びとスキーが同じ日に可能だ。サンタモニカの海はあくまでも南国なのに、車でしばらく東や北に向かえば、高い山は雪だらけ。

いや、それほどでなくてもいい。私の家のあるL.A.の中心部ならば雪が降ることはないが、神学部のあるパッサディーナの町なら高速で早ければ15分の距離なのに随分と高台になるから、とても寒く感じる（夏は結構暑いが）。そこから湖通り（Lake Avenue）という北に真っ直ぐ伸びた道を10分ほどとことこと文字通り北上するとブラウン先生の家のあるアルタディーナ地区となる。

ウィルソン天文台の麓にあたるが、この辺りなら我が家から30分の距離であるのに、しばしば雪が降る。もちろんウィルソン天文台の辺りなら、毎年春まで雪が積もる。天文台までは曲がりくねった山道を登るので2時間近くかかるが、一度雪に見舞われて帰りの道が怖かった思い出がある。

昨夜からの雪で、L.A.から東や北に向かう幹線道路は今、交通止めだったり渋滞や事故で大変だ。沿線の学校は明日は休校らしく一足早いクリスマス休暇となる。子供たちはゲームばかりしなければいいが。少しはいいだろうけど、うん。