Comments by Dr Marks

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An Innocent Article Inspired by "Cat-Cat" Blog

けっ、"Cat-Cat" ってなんやねん。いや、おふざけで「猫猫」ブログだからお許しを。ほら、innocent(無邪気)って書いてあるだろう。

「駒場学派の歴史(13)」に基づくんだけど、この『歴史』は覗き趣味の塊であるDr. Marks は大好きで読んでいるらしい(らしい、ってヒトゴトか?)。ここでは大学の語学教室のことが書かれている。すでに数日前の記事でも書いたが内田樹氏は今まで語学教師であったと聞いて「あぁ、なーる…」という感慨があった。

あの記事では書かなかったが、語学教師になることの多い私の分野(神学・聖書学)では、もう一つ「デモシカ教師」の口がある。ミッション系大学でのキリスト教入門(概論)だ。Christianity 101 みたいな。そうでなければ、History of Religions 101 みたいな。

ほんでも、キリストを宣(の)べ伝えているという自覚の先生なら「デモシカ」なんぞではないからことわっておく。それは、自覚して一生懸命語学を死ぬまで大学で教えている先生も同じだ。私は尊敬する。

第一、そういう環境の中から有名人もよく出るものだ。日本でも有名らしいJohn Dominic Crossanや Marcus J. Borgなどもその口だ。ただ、彼らは大学院生(MA では駄目、MDiv か PhD レベルの大学院生)との付き合いがないから、独りよがりの発想が勝手に成長してしまう。

もう一つの話題が鶴田欣也の孤児と性格だ。そういえば、今回学会で会った Edwin Yamauchi 先生は、幼児期に孤児になってプロテスタントの施設で育てられた。喧嘩っ早いのは顔つきにも表れている。(アメリカという魑魅魍魎が住む大学で―どこの国の大学も同じか―生き残れたのは、奥さんが抑えていたんだねー。小谷野先生も近頃は葵奥様に抑えられているのかな。)

私が無職の若い(どうだ!)日系聖書学者と思って声を掛けてくださった優しいご夫妻だ。あいにく私は他のことがあるのでフルタイムの教職にはつけないので、その旨伝えた。(えーと、非常勤は受け付けてますのでどうぞ。短期の集中講義もいたします。専門にかかわらず「ネタ」でもなんでもいたします。1時間に10回は笑わせます。それから何だっけ、…、ねー、奥さん。)