ガザに関するロスアンジェルス（L.A.）の三つの勢力―いや、無関心を入れると四つ

この記事の続報です。たった今夕刻６時のABCニューズからです。予定通りの合同平和デモは始まったのですが、初めから波乱含み（私の前記事のよう）で、現在、このデモとは別の双方すなわちパレスチナ・アラブの側とイスラエル側のプロテスト団体が自分たちの旗をかざしてにらみ合っています。場所はミッド・ウィルシャーと言われるビジネス街で裏手には昔からのユダヤ人街があります。多数の警官隊が出ていますので幸い武力衝突はありませんが、道路を挟んでお互いに罵声を浴びせています。以上、速報ですが、こんなデモの速報よりガザそのものが気になりますね。

昨日はイスラム系の反イスラエル・デモがあり、それに対してサンタモニカにある在L.A.イスラエル総領事館の若い総領事がハマスのせいだと反論していた。L.A. のアラブ系アメリカ人とユダヤ系アメリカ人は、アメリカにいる気安さから普段は仲が悪いわけではない。しかし、今回のようなことがあると、反イスラエル・デモに対してヴィーゼンタール・センターのラビなどがでしゃばって来る。

というわけなのだが、今日は午後３時にウェストウッド（UCLAの近く）の連邦ビルディングから出発してウィルシャー通りをミラクル・マイル地区（LACMAのある所で昔は西武百貨店などがあった）まで延々とデモがあるらしい。何のデモかというと、第三の勢力によるもので「パレスチナでどちらも打ち方止め！」を訴えるそうだ。このデモはアラブ系アメリカ人とユダヤ系アメリカ人が＜仲良く＞手を取って歩く。どちらからも裏切り者なんて言われちゃうかもしれない。

今、昼のニューズで見たばかりで、いったいどのくらいの人が集まるのかは知らない。ガザのニューズはどこのステーションもトップ扱いだが、一般の関心はそれほど、このL.A.でさえ、高くはない。多分、「ちっ、お陰で車が渋滞するじゃないか」という程度かもしれない。もっとも、普段でもあの道の夕方は地獄の渋滞だからな。