Comments by Dr Marks

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東雲(しののめ)の訪れぬうちに

数日前、朝は朝星夜は夜星と書いたが、そんなことが1日だけあった。冬時間の頃は朝焼けがようやく見えるようになる頃だったから、反対側には朝星が残っていて、帰りに渋滞に巻き込まれたら夜星になってしまった。

今日、月曜日の朝は、まったく暗いうちに出掛けたが、帰りはラッシュに遭わぬよう気をつけて早めに学校を出ていることと、夏時間のために5時頃に帰宅してもかつての4時だから陽はまだまだ高い。たくさん遊べるような気がする(笑)。しかし、食事をして、これから図書館に行くことにした。

今朝は本当にまだ夜であり、先方に着いてからようやく東雲となったが、途中で雨となって心細かった。というのは嘘で、そんな時間なのに高速道路には長々と車列が並び、皆これから働きに行くのだ。道路が高台のようになっている部分では、上下する丘に沿って兵隊の進軍のような延々と続く車列が壮観である。心細いどころか、頼もしい感じがして、雨どころか矢でも鉄砲でも持ってこいという心強さを感じた。

こんなに皆は働いているわけだ。アメリカ人は勤勉だとつくづく思う。ここでは、片道60マイルなど珍しくはないので、「60マイル」などと言ってみたら、友人に「ふん、それでやっとカリフォルニア人じゃないの」と馬鹿にされた。そういえば、近頃はL.A.の電車、地下鉄が復活しているのでサンディエゴの近くからL.A.に電車で来る人もいるらしい。それこそ、片道、100マイルだよ。しかし、電車は寝たり本を読んだりできるが、車は運転しているだけで何もできない。音楽を聴くくらいか、朗読CDをかけるだけだな。