Comments by Dr Marks

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長距離通勤とL.A.の電車

一時、電車という電車を排除してしまった車社会のL.A.も電車が徐々に復活している。しかし、賢いことに、あるいは掘り起しが大変だったから、昔の軌道が残っていてそれを利用している。

今の学校は短ければ3月末長くても6月の卒業式までだったのだが、9月からもというオッファーを受けてしまった。自宅近くのあの丘の上のカトリック系のと願っていたのだが、喜んでくれるのならと引き受けてしまった。ネット上に顔写真が出るようなことを言われたので、それは断った。6月の式典に出る博士ガウンはお持ちですねとも聞かれた。もちろん持っている。頭の上には早稲田や東大のような角帽ではなく、Ph.D.用のタムを被る。

そこで長距離通勤が続くのならと列車の時刻表を見てみた。実は勤め先の目と鼻の先に駅があり、自宅からL.A.のユニオン・ステーションまでもなんとかなる。しかも、歩く距離は格段に長くなるので出っ張った腹を凹ますのにもいいし、足が強くなると思った。しかし、大笑い。通勤列車にとっても遠すぎるらしく、私に都合のいい直通の便がない。こちらからは途中の駅まで、あちらからも途中の駅までだ。フラーの場合もそうだが、結構近頃は電車通勤の先生も多い。しかし、私は車でなければ無理のようだ。