Comments by Dr Marks

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クソQの存在

グッドエイカー先生がまたQに対して一言かましていた。おっと、Qといっても村上某の『1Q84』のことじゃないかんね。(それにしても、この本は売れてるもんだ、先日たまたま入った朝鮮語書店では朝鮮語訳が平積みだった。)もっとも私が聖書学者の末席(の末席か?)にあることを知っている読者なら、聖書学の「Q仮説」であることはご存知のはず。

そうか。ケスター-ロビンソン・モデルね。確かに。ケスターはハーヴァードの先生でロビンソンはクレアモントの先生だったが(高齢だがどちらも元気で学会にも顔を出す)、どちらもドイツ新約学のもっとも駄目な時期(教科書的にはもっとも豊かな時期というのではあるが)にブルトマンの悪い面を引き継いでしまったのだな、うん。

おっ、両爺さん、どれだけ元気かというと、ケスター爺さんは小さな体で(たいてい蝶ネクタイ)ひょこひょこ歩くし、ロビンソン爺さんは(爺さんに比較して)若い奥さんと?度目の結婚だ。しかし、今は爺さんはクレアモントの引退者ホーム暮らしで、嫁さんはドイツ暮らしと聞いた。可愛そうに、嫁さんの仕事の都合らしいが。