Comments by Dr Marks

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銃より高い消音器(また危ない話題ひとつ)

今読んでいるイーアマンの新刊(Jesus, Interrupted)をそのうち紹介するが、その前にしょうもないことでお茶を濁す。英語ではサイレンサーとかオプレッサーと呼ばれる銃の音を消す(小さくする)器具のことだが、これは取り付ける銃よりもたいてい高い。例えば、新品のピストルは5百ドル前後で買えるが、そのピストル用の消音器はおそらくそれよりも百ドルほど高いはずだ。ライフルや自動小銃の消音器となると、目の玉が飛び出るほどだ。

銃好きなら先刻承知と思うが、そのため自分で手作りする人も多い。原理は簡単だからだ。ネットを漁ると消音器の手作りサイトは多いぞ。Youtubeにも幾らでもある。中には中学生らしいのが(どうやら親父と一緒らしいが)作り方を披露している。

しかし、なあ、手作りはやばいぞ。消音器の中で弾がスタックすることもあるんだ。気を付けろ。えっ、どうして消音器を欲しがるの、だって? 人を暗殺するためか、ってのはギャング映画やCIAものの観すぎだな。答は、自宅の裏庭(裏山があれば完璧)で射撃練習ができるからだよ。それに発射音から耳を守る耳栓もいらない。さもなければ高い金を払ってシューティング・レインジまで出向かなければならないからさ。うん、そうだよ、住宅地の自宅の裏庭や裏山での射撃練習は法律違反。だから、こっそり撃つためさ。

おお、そうそう、イーアマンの今回の本は、今までとちょっと違うんだ。なにしろ孫娘に捧げた本だからな。うーん、イーアマンも爺さんかぁ。(あっ、イーアマンて、日本ではアーマンて言われてる人のことよ、念のため。)