Comments by Dr Marks

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アラブの祭り「イード・アル・アドハ」は今日まで

Eid al Adha(犠牲祭)は、巡礼明けを祝う祝日(4日間)だが、移動祝日で今年は今日まで。学校も店も仕事も休みだ。金持ちな親や金持ちを装う親は、1時間100シェケルも出して、子供たちに乗馬遊びをさせる。アラブレッドの美しい馬に跨った子供たち(といっても約13歳以上)が、街中を駆け抜けるのだから、怖いといえば怖い。

同じエルサレムにいて、イスラエル人(ユダヤ人)とパレスチナ人(アラブ人)は、お互いのことがわかっていない。1丁先のアラブの店が今日も(祭りの最終日)休みであることを知らない者が結構いる。わかろうとしないと言ったほうがいいのかもしれない。ユダヤ人の運転手はアラブ人地区に行ってくれというと乗車拒否をするし、アラブ人のうちにはユダヤ人地区にいてもヘブルを話そうとも学ぼうともしない者が多い。

もちろん皆ではない。ヨルダンの国籍とイスラエル居住権を持っていて、ルーテル教会の学校に通った友人タクドラのラジ君などは、ヘブル語の夜学に通い、英・ア・へ3語を自由に使い、更に文法的に怪しいドイツ語まで使っていて(ただし、奥さんはアラビア語オンリー)、誰にも偏見は持たない(代わりに、教会にもモスクにもシナゴーグにも行かないのではあるが)。

タクドラといえば、イスラエルの場合、英語でOKと旅行案内には書いてあるだろうが、嘘。旅行会社の陰謀。都市部では確かにそうと言えなくもないが、ほとんどのタクドラは片言で怪しい。そして、田舎ならヘブル語オンリーだったりするから、どこに連れて行かれるかわからない。ただし、そういう人は、ちゃんとメーターをオンにして正直。あっ、ほとんどの場合は、メーターでなくて交渉なんだ。先に確かめておくこと。倍くらいの開きがタクドラによってあるよ。

あれっ、話が飛びそうだ。写真、写真ね? 馬には乗れない小さいお子様はロバに乗るわけ、イエス様みたいでかっこいいよ!