Comments by Dr Marks

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今日は Ash Wednesday(灰の水曜日)、クリスチャンの額もインド人みたい、かっこいいよ

もちろんアメリカ西海岸時間で水曜日なのだが、このブログの日付は日本時間なので失敗したと思っている。(もっとも日本時間のほうが都合がよいときもある。)今日は Ash Wednesday そして Lent(四旬節)の始まりだ。

灰は聖書的には悲嘆と悔い改めのシンボルであり(例えば、ヨブ記42:6)、また浄めと癒しのシンボルでもある(例えば、民数記19章)。今日は、イエス・キリストの受難と復活を記念するクライマックスに向かって信じる者たち(クリスチャン)が、己の生活の中で、先人やイエスを真似ぶ(学ぶ)暦の始まりでもある。

残念ながら、多くのプロテスタント諸宗派は、今日この伝統を守っていない。お陰で、プロテスタントの中には、かなりの信仰者でさえも、「はれっ、先生、額に墨が」と不思議がることもある。もっとも、「復活祭までは、卵を食べてはいけません」なんて怖い顔をする Ash Wednesday 遵守者もいたりするから、どうでもいいかもしれないが。

原則として、キリスト教では食べ物のタブーはない。しかし、日本人のお茶断ちのように、金曜日には肉を食べないとか言い出したおかしな伝統がないこともない。レントには歌舞音曲が禁止されたこともあるのだ。

だから、グッドエイカー先生のようにTwitterで “Had some particularly fine pancakes with cookie dough ice cream and maple syrup last night. Now what shall I give up for Lent?” なんてふざけてもらっても困る、ナンチャッテ。レントに無理して断食したり、好きな食べ物我慢しなくてもいいのよ。グッドエイカー先生は冗談なのだから。