Comments by Dr Marks

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LACMA のルノアール展レセプションに雨の中行ってきた、国母みたいなのがいた

西海岸時間24日夕、LACMAルノアール展(Renoir in the 20th Century, http://www.lacma.org/)レセプションに雨の中行った。Business Attire となっていたので、某国内閣総理大臣みたいにワイシャツにゴールドのカフスとネクタイ、黒のカシミアのジャケットに絹のハンカチを飾り、雨だからロンドンフォッグのコートを羽織って出かけた。今夜は一般の参観者はいないのでゆっくり観ることができる。

観る前にレセプション会場で飲んだり食べたりするが、カクテルやその他のアルコールは自粛し、薄いコーヒーとラムチョップ、サラダ、バタ付きパンをひとかけら食べた。(アメリカは規定以下なら飲んでから運転しても違法ではないが、私は運転するなら飲まない。)食べていたテーブルに場違いな若い東洋人のグループがいた。場違いというのは、若いからではない。東洋人だからというのでもない。国母みたいにだらしない恰好で来ているからだ。


今回のものは私の好きなルノワールはあまりなかった。ただ、彼の数多い自画像の中で晩年のものだが、素敵なものがあった。後で売店でカタログや画集を探したが、それはなかった。後日また訪れよう。貧乏だから大きな画集は買えないが、裏表紙に彼の素敵な写真のある画集があった。何とたったの9ドル99セント。しかも割引で買えるから喜んでゲット。雨に濡れないように大事に抱えて帰った。

帰る前にまた小腹が空いたのでレセプション会場に立ち寄りラムチョップを探したが、ラムチョップは一つも残っていなかった。仕方がないので閉店寸前の Trader Joe's に寄ってSavory Thins(セイヴォリ・スィンズ、代用薄焼きせんべい、と私は名付けている)とミカンを買い、冷蔵庫にあるシャケの塩焼きフレークでシャケ茶漬けを食べることにした。Savory Thins を細かく砕くと茶漬け用のおかきあられになる。

かくして、食い改めとなるわけだ。パーティーでたくさん食べないで、どうも帰ってから食い直す癖がついてしまっている。クリスチャンだけに、食い改めも、悔い改めなのかもしれない、なんてね。雨の夜だけに、寒い落ちですまん。