Comments by Dr Marks

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タビー猫は「旅」をする:8か月後に1700キロ先で発見、飛行機で帰宅だと


タビー猫(Tabby Cat)はわが家のエジプト猫(Egyptian Mau=マオとは猫の意味)に似ているが、タビーは毛が長い北方系。なんでも今から8か月前にニューメキシコ州アルバカーキ市から、ロビン・アレックスさんの飼い猫、タビー種のチャールズ君がいなくなった。ご覧のとおりの可愛い子だ。

アレックスさんによると、友人にチャールズ君の世話を任してニューオリンズに行っていた留守の間にいなくなったそうだ。ところがチャールズ君の肩甲骨の中間に埋め込まれていたマイクロチップからアレックスさんを探り出したのがイリノイ州シカゴ市の動物愛護協会。早速迎えに行かなければチャールズ君は安楽死させられる怖れもあるが、アレックスさんは貧乏でとてもシカゴまで迎えにいく飛行機代がない。困った。

英語で "When one door shuts, another opens"(一つの戸が閉じられても、別の戸が開く)と申します(「捨てる神云々」に近い)。入ってきましたのはアルバカーキ市の住人でルシアン・シムズ氏からの朗報だ。まず、彼の母親がシムズ氏所有のタビー猫そっくりの迷子猫の話をオンラインで知り、息子シムズ氏に語ったところ、息子はその話にいたく感動した。

シムズ氏は、ちょうどシカゴ市で行われる結婚式の帰りにアルバカーキ市の持ち主アレックスさんの許に連れて帰ることができるから、そのように申し出てくれたのだ。おまけにアメリカン航空の計らいで猫便分は無料となった。

愛護協会のシェリー・トラヴィスさんによると、チャールズ君の健康は良好。よくブラシかけてあげなきゃならないって。泥んこなんかの外で暮らしてたんだろうね。ちょっと風邪引いてて鼻などに炎症を起こしているけど、その他は大丈夫。シカゴは寒いもんね。アルバカーキは暖かい町だからすぐよくなるよ。よかった、よかった。

それにしても、犬じゃあるまいし、一人で(一匹で)シカゴまで行くかな。誰かに連れてかれて脱走した可能性もある。かわいいからな。
http://www.latimes.com/news/nationworld/la-na-cat18-2010apr18,0,630093.story